息子たちの端午の節句 

寒くはないんですが、不安定な天気が続いています。すっきり晴れず、夜は決まって雨が降りますね。

GWは今日で終わりですね。アルメニアは明日・明後日も休みとなっています。5月9日が戦勝記念日で祝日なので、間に挟まれた明日8日も休みになったのです。その代わりに昨日は就業日だったため、私も大学の授業に行きました。

今日から3連休ですが、あまりのんびりする時間がありません。というのも、弊社JASCの仕事の関係で、明後日からドイツのフランクフルトに行く予定なんです。その出発までに片付けなきゃいけない仕事がいろいろあって忙しい…ドイツを訪問するのは約16年ぶり。当時の通貨はまだユーロではなくマルクでした。

さて、一昨日の5月5日は端午の節句。我が家には男の子が二人にいるので、家族でエレバン中心部を散歩したり、兜を作って子供にかぶせたりしてお祝いしました。次男レオにとっては初節句!全く分かっていない様子で兜をかぶっている姿が可愛らしかったです。長男アレンには、おもちゃ付きのお菓子を買ってあげました。

まだレオが小さすぎて一緒に遊べないし、アレンに手に取ったおもちゃを奪い取られてレオが大泣きしたり…なんてこともよくありますが、二人が並んで寝ている姿はめちゃくちゃ可愛い!その可愛らしくて、微笑ましい様子に心が癒されます。一人よりも子育ては大変だけど、やっぱり兄弟っていいもんですね。仲良く成長してほしいものです。

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初節句で兜をかぶるレオ。可愛い!

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「アレンが作る!」と聞かないので、一緒に兜を作りました。まあ、私がほとんど作りましたけど…

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自分で(?)作った兜をかぶって嬉しそうなアレン。

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買ってあげた大きな卵のチョコレート。中に入っているおまけがお楽しみなんです。

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仲良く並んで寝るアレンとレオ。子供が二人だと苦労は倍になりますが、癒しも倍、いやそれ以上かな…

そういえば、もう先週のことですが、長男アレンが体操着を着て、幼稚園の体育の授業に参加するようになりました。それを父兄が見学できる機会があったので行ってきました。みんな同じ服を着て、行進したり踊ったりする姿は可愛らしかったです。アレンも楽しそうにしていました。

ボールをかごに投げ入れるゲームでは、アレンだけが上手に入れることができたんですが、その瞬間は自分のことのように喜んでしまいました。すっかり親バカになってしまいましたね…普段は手を焼くことも多いアレンですが、どんどん上手にできることが増えてきています。そのうち落ち着いて、レオの良きお兄さんになってほしいものです。

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みんなと一緒に体操をするアレン。何だかぎこちないところが可愛らしい。

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かごにボールを投げ入れるゲーム。上手に入れられたのは、なんとアレンだけ!すごい!

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体操着を着て嬉しそうなアレン。よく頑張った!

通っている幼稚園で、アレンが楽しそうに体操をする動画。

いろんな人と会った三連休 

昨日・一昨日と仕事だった人も、今日からは5連休ですよね。実は、アルメニアもまた三連休なんです。というのも、5月9日は戦勝記念日のため祝日で、8日の月曜も休みにして連休となったのです。しかし、その代わりに土曜日が就業日になっていますが…

先月中旬から、イースターの翌日で休み、虐殺記念日で休み、メーデーで休みと、この1か月ずっと月曜が休日となっています。連休になるのは嬉しいけど、大学の授業がなくなって勉強があまり進まないのが心配…まあ、そこはアルメニアなんで、のんびり気楽に考えることにしましょう。

ちなみに、5月9日~14日はアルメニア文化週間ということで、東京方面で様々なイベントが開かれるそうです。アルメニアに関心のある方は是非足をお運びください。下記の在日本アルメニア大使館のFBのページで情報をご確認できます。

在日本アルメニア大使館のFBページ

ところで、今月24日にリトル・シンガーズ・オブ・アルメニアのCD「ありがとう~HEARTFUL SONG FOR JAPAN」が発売される予定です。彼女たちが日本語でJ-POPの名曲を歌ったアルバムで、きっとその美しい歌声に癒されると思います。ネットではすでに配信されていますが、是非CDの方も宜しくお願いします!合唱団の新しい動画が公開されているので、こちらもご覧ください!


先月も合唱団と仕事させてもらいましたが、みんな素直でいい子たちです。少しでも多くの人たちに、その天使の歌声が届きますように!

先週末の3連休は、毎日いろんな人と会って楽しい時間を過ごしました。土曜は日本からの出張者の方々を自宅にお呼びして食事。日曜は剣道七段の前野先生と夕食会。そして、月曜は以前私が日本語を教えていた学生とそのお兄さんと再会しました。

その学生とお兄さんはクウェートに住んでいるアルメニア人の兄弟で、2年ほどエレバンに住んでいた時に、私が弟さんに日本語を教えていました。実は彼らの生まれ故郷はレバノンで、シリアにも長く住んでいたそうですが、昨今の内戦のせいでシリアに戻れなくなっています。だから、基本的に今は家族とクウェートに住んでいます。

二人とも日本のアニメや音楽が大好きで、シリアに住んでいた時はファンクラブのようなものを作っていたそうです。私と勉強していた弟さんの方は、生まれつきの障害のため杖なしでは歩けない体だったんですが、昨夏にフランスで手術を受けて、今は自分で何とか歩けるようになっていました。エレバンの医科大学を卒業したお兄さんは、今は研修医をしているそうです。

たった4日の短い滞在にも関わらず、「先生に会いたい!」とメールをくれたので、一緒にビールを飲んで久々に語り合いました。「ずっと先生に会いたかった!」「クウェートに戻ってからも、よく先生のことを話していたんだ」と、嬉しそうに何度も言っていました。離れていても、こんな風に慕ってくれて嬉しい限りです。

途中、妻と子供二人もレストランに来て挨拶しました。長男アレンには2歳ぐらいの時に会っているけど、次男レオは初対面。すぐにお兄さんが抱っこして可愛がってくれました。

二人は語学の勉強のために数か月ロシアに滞在してから、またアルメニアに来るかもしれないと言っていたので、再会できるかな?まあ、アルメニア人ですから時々は母国に遊びに来るでしょう。「先生、是非クウェートにも遊びに来て!」と誘ってくれたので、アルメニアから近いし、機会があれば二人に会いに行ってみたいと思います。

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エレバン中心部のドイツビールの店で、約2年ぶりに再会しました。二人とも元気そうで何より。しかし、アレンが思いっきり鼻ほじってる…

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そんなアレンですが、最近幼稚園で描いたタンポポの絵がけっこう上手で驚きました。一人で描いたそうです。

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これまたアレンが自分で作った粘土のカメとヘビ。カメの方はちゃんと特徴をとらえています。我が子ながらすごい!

102回目のアルメニア人虐殺記念日 

天気も良くて、昼間は本当に暑いぐらいです。でも、まだ朝晩は肌寒いので着るものに困ります。まあ、そのうち日も伸びて、薄着で大丈夫になるでしょう。

昨日4月24日は、102回目のアルメニア人虐殺記念日でした。オスマントルコ帝国領内に住んでいたアルメニア人の多くが強制移住や殺害によって死亡した大虐殺で、1915年4月24日にイスタンブールで起こったアルメニア系の著名人らの逮捕・追放事件が虐殺の始まりと考えられています。

トルコ政府は計画的な民族浄化ではないと虐殺の事実を否定しており、この歴史問題が原因で、アルメニアとは正式な国交がなく国境も閉じられたままです。とはいえ、トルコへ旅行に行くアルメニア人は多いし、経済的な交流はけっこう普通に行われています。

虐殺記念日に先立ち、2週間ほど前に米ロサンゼルスでアルメニア人虐殺をテーマにした映画「ザ・プロミス」のプレミア試写会が行われ、シェールやキム・カーダシアンなどアルメニア系の有名人らが参加したそうです。もし日本でも上映されたら、是非ご覧になってください。


実は私もまだ見ていないので、内容については詳しく知りません。でも、アルメニアがテーマになっている映画ですから、是非とも見てみたいと思います。

虐殺記念日に、多くのアルメニア人はツィツェルナカベルドと呼ばれる虐殺記念碑を訪れて献花します。私も、ここに住み始めてから毎年欠かさず献花しています。今年は、妻と長男アレンと一緒に行ってきました。記念碑周辺には花を売る人がたくさんいて、多くの人が彼らから花を買います。ところで、高くしても絶対に売れるこの日に値上げしないのは本当に偉い!と毎年感心します。

アレンが「紫のチューリップがいい!」と言うので、今年はいろんな色のチューリップを買って記念碑に向かいました。頑張って歩いていたアレンですが、途中で疲れてしまったため、私と妻が交互に抱っこして永遠の炎の場所まで連れて行きました。一説には100万人以上と言われる虐殺の犠牲者を追悼して、家族みんなで献花しました。

いくつもの苦難を乗り越え、脈々と受け継がれてきたアルメニア人の血。それが息子のアレンとレオにも流れているんだなあ…と献花しながら考えました。虐殺の歴史を巡るトルコとの摩擦、アゼルバイジャンとの領土紛争など、今もアルメニアは周辺諸国と根深い問題を抱えています。子供たちが大きくなる頃には、憎しみの連鎖から解放された平和な時代になっていてほしいと願います。

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チューリップの花を持って、記念碑までの道を歩くアレン。えらく神妙な面持ちですが、晴れていたので眩しかっただけのようです。

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混雑と暑さのせいもあって、途中で疲れてしまったアレン。抱っこして連れて行きました。

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多くの市民が花を捧げるために記念碑に向かいます。写真はありませんが、アララト山もけっこうきれいに見えていました。

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永遠の炎の周りには、すでにすごい数の花が置かれていました。二度と同じ悲劇が繰り返されませんように!

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100周年の時と同じく、アレンも花を捧げました。アレンには実際に虐殺を経験したアルメニア人の先祖の血が流れていますからね。

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献花する人々の流れが絶えません。私はもう8回目の訪問ですが、この光景には毎年圧倒されます。虐殺の歴史は、100年以上たった今もアルメニア人の心に深く刻まれているのです…

エレバン国立言語大学の桜が開花! 

天候が安定してきて、かなり暖かいです。なのに、どうも風邪が流行っているみたいで、長男アレンが通う幼稚園では休んでいる子がけっこういるみたいです。少し肌寒い時もあるので気を付けないと…

昨日、剣道七段の前野先生がアルメニアに到着されました。今年も7月末まで、アルメニア剣道クラブの人たちに指導される予定です。昨年は我が家に滞在して頂きましたが、今は小さな子供が2人いて難しいので、道場近くのアパートのお住まいです。それでも、すぐにお土産を持って我が家を訪問して下さいました。

アレンとは約1年ぶりの再会、そして次男レオとは初対面。レオはすぐニコニコと愛想よく笑って、先生も嬉しそうに可愛がって下さいました。アレンもレオも孫みたいなものですからね。時々、我が家に遊びに来て頂ければと思います。

さて、4年半前に友人の片岡さんと香川大学の学生たちが植樹してくれた桜ですが、今週ついに開花しました!杏の花がほとんど満開になるほど暖かくなりましたからね。昨年の酷寒の冬を乗り越えて、よくぞ異国の地できれいな花をつけてくれました!本当に嬉しいです。当時の植樹式の様子は過去の記事をご覧ください。(こちら)

開花を確認した日はちょうど片岡さんの誕生日だったので、すぐに桜の写真を送ると、「最高のプレゼントありがとう!」とメールを下さいました。両国の友好の象徴として植樹した桜が咲いたんですもんね。私と同じく、いやそれ以上に喜んでくれたと思います。いつもアルメニアのことを思って下さってありがとうございます!

将来みんなで花見ができるぐらい満開の花を咲かせる立派な桜の木に成長してほしいと思います。そして、この桜の成長と共に、日本とアルメニアの友好関係も発展していってほしいと願います。

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花を咲かせたエレバン国立言語大学のソメイヨシノ。開花を確認した時は本当に嬉しかったです。

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小さい花ですが、両国の友好の象徴!すごく愛おしく思いました。

イースターとお墓参り 

急に曇ったり雨が降ったりしますが、晴れていると日向は少し暑いぐらいです。この暖かさで、杏の花もかなり咲いてきました。杏はアルメニアを代表する果物で、桜のように木を覆うほど咲き乱れませんが、アルメニアの春の訪れを感じさせる美しい花をつけます。ここで初めてみた時は、「桜か?!」と驚いてしまいました。

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近所の教会の敷地にある杏の花も咲いていました。

さて、日曜日はキリストの復活祭、イースターでした。月の満ち欠けと関係しているため、毎年日が変わる移動祝日。今年は4月16日でした。日本だと、クリスマスがキリスト教の一番大切な祭と思われがちですが、実はこのイースターの方が重要なんです。でもクリスマスと同様に、静かに家族でお祝いをします。魚、ドライフルーツのピラフ、イースターエッグという卵を食べます。そしてワインで乾杯します。

イースターエッグというのは、復活祭を祝うために装飾された卵のことで、通常タマネギの皮で煮出した汁で赤く染めます。卵は新たな命の誕生つまり復活を表し、赤はキリストの血を表しているそうです。アルメニアでは、この卵同士をぶつけて割れた方が負けというゲームをします。

今年も長男アレンとこのゲームをしましたが、結果は私が勝ち!アレンは特に悔しがることもなく、妻と義母とゲームを続けていました。勝ち負けではなく、卵をぶつけ合うのが楽しいみたいです。次男レオは見ているだけでしたが、来年はレオも参加できると思います。兄弟だとお互いに負けん気を出して盛り上がりそうで、今からすごく楽しみ!ケンカになりそうで不安もあるけど…

午後は家族で教会にお祈りに行きました。まずロウソクを灯すのですが、アレンは「11本ほしい!」と言って譲りません。最近なぜか自分の年齢を11歳と答えたり、11という数字がどうもお気に入りのようです。仕方ないので11本買って、妻に手伝ってもらいながら一生懸命灯していました。それをレオが興味深そうに隣で見ていました。

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クリスマスと同じく、イースターの食事でも肉は食べません。

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アレンと卵をぶつけ合うゲームをしました。今年は私が勝ちました。

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小さいレオはまだゲームを見ているだけ。でも、来年は一緒にしようね!

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火が灯るロウソクを興味深そうに見つめるレオ

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アレンは11本のロウソクに頑張って火を灯しました。

アルメニアでは、キリスト教の祭の翌日はお墓参りの日で休みになることが多く、昨日もそうでした。なので、一年半前に亡くなった義祖母のお墓参りに行ってきました。可愛らしく優しいおばあちゃんで、みんなに愛されていました。2歳まで一緒に暮らしたアレンは今もよく覚えていて、義祖母はどこかに散歩に行っていると思っています。

そういえば、次男レオは最近つかまり立ちをしようと必死です。ほとんど立ち上がれそうになる時もあって、6か月半とは思えない成長ぶり!足腰がしっかりしているんでしょうね。もし義祖母が生きていたら、その様子を見てすごく喜んでくれたでしょう…でも、天国からいつも私たちのことを温かく見守ってくれているはずです。

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神様、そしておばあちゃん、これからも私たち家族の幸せと健康をお守りください!そして、子供たちの未来のためにも、世界が少しでも平和になりますように!