アルメニアのチョコレート会社GRAND CANDY 

昨日は雨が降っていましたが、今日からまたいい天気で暖かいです。予報を見ると、当分は晴天が続いて気温も高いみたいです。この暖かさで、杏の花がきれいに咲いています。桜に似ているので、アルメニアで初めて迎えた春に見た時は、「エッ?アルメニアに桜があるの?!」と驚きました。

昨日、SPAYKAというアルメニアの輸出・運送業界のトップ企業の社長が逮捕されました。容疑は巨額の脱税行為で、その額は何と16億円以上!これが本当だったら、物価が日本の4分の一ほどのアルメニアでは凄い大金です。まあ、革命前はこんな不正がまかり通っていましたけどね…

ちなみに、最近パシニャン首相の近い親戚も文書偽造の容疑で調べられていて、パシニャン首相自身が捜査するよう指示したそうです。首相は、「私含め誰もが法の下にあり、有罪であれば例外なく罰せられる。これが新しいアルメニアだ」と述べています。やはり指導者が公正で毅然とした態度を示さないと国は変わりません。

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エレバン中心部の杏の花が満開で美しい!多くの通行人が足を止めて写真を撮っていました。

さて、以前ブログにも書いたように、先月初めにFOODEX JAPANという食料品エキスポに参加しました。去年に引き続き、今年もGRAND CANDY(輸出用のブランド名はJOYCO)というアルメニアの菓子会社のお手伝い。そのGRAND CANDYという会社について詳しく書いたことがなかったので、今回ご紹介したいと思います。

GRAND CANDYは、フラント・ヴァルダニャンというアルメニア人が2000年に設立した菓子会社。ちなみに、彼はタバコ会社など様々な事業を興して成功を収め、GRANDホールディングというアルメニア最大のグループ企業となっています。フラント氏は2014年に亡くなりましたが、彼の二人の息子さんが会社を引き継いで経営しています。

GRAND CANDYは、アルメニアの食品業界では規模、従業員数、納税額また輸出額において最大の企業です。国内のスーパーや商店では必ずと言っていいほど同社のお菓子を見かけます。また、独自の販売店チェーンもあって、そこではいろんな種類の商品が置いてあり、チョコレートを量り売りで購入することもできます。

チョコレートだけでなく、アイスクリームやケーキなども製造していますが、今年1月末から日本でもイオン系のスーパーで販売されているのは、主力の輸出商品であるパンダのチョコボール。デザインが可愛いくて美味しいので、売れ行きも上々らしく、今年もエキスポでは多くの方々に関心を持ってもらえました。

他にリスやクマ、ウシなどのデザインがあり、チョコの色や味も異なります。これらもエキスポで好評だったので、今後パンダチョコと共に日本で販売される予定です。他に日本で販売されるかもしれないのは、ドライフルーツ入りのチョコレート。杏やイチジクなどのドライフルーツをチョコでコーティングしたものです。これも「美味しい!」とエキスポで好評だったし、実際に私はよくお土産で渡すんですが、とても評判がいいです。

国内最大の企業だけあって、多くのチョコレートを製造・販売していますが、どれも美味しいし、値段も手頃でお得感があります。品質が高いのに価格が安いことも、ロシアや欧州、アジアの市場に進出している大きな要因です。日本でも、パンダチョコだけでなくGRAND CANDYのいろんな製品が手に入るようになれば嬉しいですね。

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日本でも販売されているパンダチョコレート。リスやクマなどもあって可愛い!この150g袋がアルメニアでは130円ほどで売られています。

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小分け袋にも同じデザインがされていて、中にチョコボールが二つ入っています。味もホワイトチョコやヘーゼルナッツ、ダークチョコと違います。どれも美味しい!

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大人向けのチョコレートもいろんな種類があります。アルメニアっぽいデザインのチョコ、カカオ80%の板チョコ、そしてドライフルーツ入りのチョコレート。今日は女性の月の最終日だったので、妻と義母に写真のチョコレートや花をプレゼントしました。

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このドライフルーツ入りのチョコレートは日本でも大好評だったので、将来的に販売される可能性があります。果物の酸味とチョコの甘みのバランスが絶妙でとても美味しい!

あと、私がGRAND CANDYを素晴らしいと思うのは、誠実さと清廉さを大切にする経営方針。この記事の冒頭に書いたような不正事件の多くは、権力との癒着によって起こります。しかし、同社は常に権力とは距離を置き、最大の納税者でありながら、政府に見返りなどを求めたことは一度もないと聞いています。これが事実だったら、本当に立派なことです。

それはやはり、創立者フラント氏の人格やポリシーに寄るところが大きいかもしれません。彼は優れたビジネスマンでしたが、母国アルメニアの発展や雇用創出を何よりも大切にし、様々なチャリティー活動も行っていました。そのため、今も多くの人々に慕われ、一緒に日本へ行ったアルメニア人社員も、「尊敬するフラント氏の会社で働けることを誇りに思う」と言っていました。そんな父親の遺志を継いだ息子さんたちも、熱心にチャリティー活動を行っています。

私も、GRAND CANDYというアルメニアを代表する素晴らしい企業のお手伝いができて光栄に思います。今年のエキスポでも、日本ではアルメニアという国がまだまだ知られていないことを痛感しましたが、同社の高品質の製品は日本の市場でも十分通用することがよく分かりました。今回もかなり反響があったようなので、更なる成功のきっかけを掴んだかもしれません。日本でGRAND CANDYのチョコレートを食べられる機会が少しでも増えてほしいですね!


9年前にGRAND CANDYは、ギネス記録を更新する厚さ25cm、縦幅5.6m、横幅2.7m、重さ4410kgという世界最大の板チョコを作りました!天然素材100%、カカオ70%と、味や品質にもこだわったそうです。

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