招聘プログラムの元参加者が大学に進学!
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日本は桜が咲き始めているそうですね。エレバンは、すっきりと晴れない天気が続いています。来月1日に新元号が公表されますが、当日はエイプリルフールだから、元号をネタにしたジョークが溢れ返りそうです。
米大統領選絡みのロシア疑惑ですが、ロシアとの共謀の証拠なしと判断されて、トランプ大統領は、「潔白が証明された!でっち上げた奴らに報復する!」と息巻いていますね。別に彼を擁護するつもりではなく、私は最初から民主党とメディアの謀略っぽい気はしました。というか、どこよりも他国の選挙や政治に裏で関与しているのはアメリカなので、空々しい茶番にしか見えませんけど…
右手首の腱鞘炎で病院に行ったら、やはりドケルバン病でした。なんと診てくれた医師は、そのドケルバン病に関するウィキペディアのアルメニア語版を書いた人で、とても気さくで親切な先生でした。とりあえず手を固定するサポーターと炎症を抑える飲み薬をもらって様子見。これで少しでも改善してくれたらなあ…
さて先週は、私が日本の有志の方々と運営する民間組織 「アルメニア友の会」 にとって嬉しいニュースがありました。友の会が初めて行った招聘プログラムに参加したアルメニア人学生が、今年4月から埼玉の短期大学に晴れて入学することになったのです!
彼女の名前はロザさん。私の元学生で、6年前に友の会の学生招聘プログラムに参加して初来日しました。10日間の滞在は彼女にとって夢のような時間だったらしく、アルメニアに帰国する日は、「もっと日本にいたい…」と大泣きしたそうです。そして、大好きな日本に留学したい!という思いを一層強くしました。
その後、文部科学省の留学プログラムに何度か挑戦するも合格できませんでしたが、日本語ガイドとして働いてお金を貯めて、昨年初めに仙台にある日本語学校に入学しました。先週その日本語学校を卒業し、来月から大学に進学して、さらに日本で勉強に励むそうです。大学は奨学金を取って通うと聞いています。
自力で道を切り開いて夢を実現させたロザさんは本当に偉いと思います。特に、人があまりやらなかったことに挑戦した勇気に感心します。アルメニアで日本留学というと、文科省の国費留学プログラムなどの手段ばかりが注目されがちです。もちろん、その方が条件や環境は整っていて安心ですが、合格するのは簡単なことではありません。
でも、とにかく日本に留学したいのであれば、そういう公的プログラムだけに拘らず、ロザさんのような方法も十分ありだと思います。プログラム合格を待って何年も費やすのではなく、お金を貯めて渡航して、十分な日本語能力を身に付けたら、自分で奨学金や大学を探して入学する…大変な道のりですが、そのプロセス自体が人生の大きな糧になるはずです。
イチロー選手も引退会見で、「できると思うから挑戦するのではなく、やりたいと思えば挑戦すればいい。その時にどんな結果が出ても後悔はない」と言っていました。新たな世界に踏み出すのは誰にとっても勇気のいることですが、「やりたい!」という気持ちを何よりも大切にするべきだと思います。
あらゆる物理的条件が満たされても、自分の情熱が冷めてしまえば行動に移すことはできません。私も、世界一周に旅立つ時や日本語を教えにアルメニアに行く時に、不安と葛藤しながらも、いつも最後には、「とにかくやりたい!」という心の声に従いました。そのお陰で、悔いのない幸せな人生を生きることができています。
ロザさんが頑張って夢への一歩を踏み出せたのは、「日本に留学したい!」という情熱があったからこそ。そして、その強い情熱を持つきっかけの一つとなったのは、6年前の来日体験です。友の会が彼女の夢を叶えるお手伝いができたことを嬉しく思います。改めて、会を支えて下さっている方々に感謝です。
ロザさん、大学進学おめでとう!これからも頑張ってください!心から応援しています!
友の会の招聘プログラムで来日したロザさん。たくさん素晴らしい体験をしたそうです。
この6年前の体験が夢を実現する原動力になりました。
ロザさん、本当におめでとう!夢に向かってひたむきに頑張る彼女をこれからも応援したいと思います。
- [2019/03/28 15:49]
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