レオ、初めての水かけ祭! 

先週より少しマシになりましたが、夏らしい暑い日が続いています。そんな中、ここ数日は翻訳の仕事で忙しくしていました。

大きな地震があったばかりなのに、日本では今度は豪雨により甚大な被害が出ていますね。幸い家族や友人は大丈夫だったのですが、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。これからまた台風シーズンだし、自然災害が心配ですね…どうかお気を付けください。

あまり大きく報道されていないかもしれませんが、エチオピアとエリトリアが戦争状態を終結させて和解する共同声明に署名しましたね。約10万人が死亡した武力紛争の後もずっと対立していた両国が、20年という時を経て和解するという歴史的な出来事。朝鮮半島情勢もそうですが、今年は世界中で大きな変化が起こっています。

アルメニアも歴史的な革命が起こりましたが、その後も着実に変わっています。たとえば、市民から非難されていたエレバン市長が昨日ついに辞任を発表しました。彼の腐敗した市政はずっと評判が悪かったし、革命後は市役所の前で、辞任を求めるデモが行われていました。革命が一時的な熱狂で終わっていなくて良かったです。

さて、日曜はヴァルダヴァルというアルメニアの水かけ祭でした。過去の記事にも説明がありますが、元々これはキリスト教以前の古代宗教儀式の名残で、水や美や愛の女神であるアストギックを讃える祭りでした。人々が女神アストギックに薔薇の花(アルメニア語で薔薇は”ヴァルド”)を捧げたことが、名前の由来となっているそうです。

今年は、アレンとレオと兄弟二人で楽しく水かけをして遊んでくれるかなと思いきや、アレンは、「したくない!」と天邪鬼なことを言い出して外に出て来ませんでした。近所の同い年ぐらいの子供たちは楽しそうに水をかけ合っているのに、我が子ながら難しい性格や…と呆れつつも、自分の小さい頃を思い返して、「しかし、これって俺に似たんやろなあ」と納得しました。

次男レオは、何が起こっているのか全く分かってないこともあり、片手おけを持って普通に外に出てきてくれました。妻の従妹の子供たちに水をかけられると、ビックリして一瞬泣きそうな顔になりましたが、その後は一生懸命におけで水をすくったりして遊んでいました。普段であれば、体が冷えるしすぐに止めさせられるのに、その日は何も言われないからビショビショになっていましたね。まあ楽しそうにしてくれて良かったです。

過去のブログ記事を見ると、アレンも同じぐらいの時は泣かずに水遊びしていたようなので(こちら)、今年参加しなかったのは成長のプロセスみたいなものなんでしょう。もちろん素直な方が子供らしくて可愛いですが、ひねくれたり、すねたりするのは自分の世界を持ち始めている証拠。来年や再来年には、レオや他の子供たちと楽しく水をかけ合うのかもしれません。

ちなみに、レオを家に入れた後、ビールを買いに近所のお店に行ったんですが、その帰りに子供たちに水をかけられまくりました。小さい子供と一緒だった時は遠慮していたみたいで、私一人だと分かると、「待ってました!」と言わんばかりに一斉に水をドバーッ!その日に水をかけられると厄災が消えるそうなので、ビショビショになりながら、「ありがとう!」と言っておきました。ヴァルダヴァルの時期にアルメニアに来られる方は、どうか気をつけて!

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手おけを持ってお祭に参加するレオ。本人は何がなんだか分かっていないでしょうけどね。

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私もビショビショになりました。暑いから気持ちいいです。

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水かけの後は、庭で兄弟仲良く遊んでいました。

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遊び疲れてぐっすり眠る兄弟。可愛いなー

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