私の新たな門出
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9月になりました。新学期の始まりです!と言っても、もう日本語教師ではない私にとっては、ただ月が変わっただけですが…今までは、長い夏休みが終わって、また新たな気持ちで教壇に立つ、まさに仕事始めの季節でした。
ここまで書いてから、「あれ?そういえば自分が日本語教師を辞めることを、ブログでちゃんと書いたっけ?」と心配になり、ここ2カ月ほどの記事を読んでみたところ…思わせぶりなことを書いているだけでした!すみません!実は、私は今夏を最後に日本語教育の現場から去ったのです。
南米コロンビアで始めた日本語教師の仕事。その後、日本で資格を取り、国際交流基金の派遣でフィリピン・ミンダナオの大学で教え、アルメニアでは8年間いろいろな大学や教育機関で教えてきました。11年続けた大好きな仕事ですが、昨年から自分の会社JASCの仕事などで忙しくなり、時間的についに限界が来てしまいました…
あと、自分の中でも、「日本語を学んだ学生たちの雇用機会を増やすことも大切じゃないか…」という気持ちが強くなっていました。せっかく勉強しても職がなくて、全く関係のない仕事をする、またはロシアや欧米に出稼ぎに行く、日本へ留学した学生たちは帰ってこない…そんな状況を少しでも改善したい!そう思うようになってきたのです。
もちろん、アルメニアで数少ない日本人教師の一人である私が教育現場から去るのは、それなりの損失かもしれません。私も慕ってくれる学生たちのことを思うと忍びないのですが、一つの道に絞る決断をせざるを得ませんでした。そして、「今後は学生たちの雇用機会を作ることに尽力していく!」という道を選びました。
共に仕事をしているフィリピンの友人たちも、同じような思いで起業し、その1年後に二足の草鞋をやめて、会社経営に専念するようになったそうです。まあ、時間的にも体力的にも、二つやるなんて絶対に無理ですけどね(私はまだ並行してやっている仕事があると言えばあります…)。毎日一人オフィスに残って仕事、週1回の休みも仕事する日々が続いています。このブログも滞り気味ですし…
いろいろ大変ですが、これは産みの苦しみだと思って頑張っています。だって、10年以上日本語を教えていた人間が会社経営、しかも慣れない仕事を社員やアルバイトを雇ってやっているんだから、最初は難しいのは当然です。だから、今は目の前の仕事をこなすのに精一杯という状況も仕方ありません。
でも、家族には申し訳ない…実は、子供たちが二人とも風邪気味なんですが、あまり早く帰れないので、世話をする妻と義母が大変。向こうも疲れ果てています。こちらの仕事はどっかで区切りをつけられなくもないですが、子育てに終わりはありませんからね。こんな状態をずっと続ける訳にもいかないので、誰か仕事の相方、同じ夢を共有できるような仲間を探した方がいいかも。
とにかく、11年続けた日本語教師の仕事をやめ、新たな道を歩き始めました。今年の9月は、私にとってもまさに新たな門出!日本とアルメニアの繋がりをもっと強くしていけるよう、そしてアルメニア人の雇用を作っていけるよう頑張っていきたいと思います!どうぞよろしくお願いします!
ちなみに、いまだに社員やアルバイトには「先生」と呼ばれています。私も、まだそっちの方がしっくりくるから、そのままにしていますけどね…
家族はツァッカゾールから先週末に帰ってきました。でも、アレンが風邪を引いて、それがレオに伝染って、さら妻にも伝染って…と大変です。
今月末に1歳になるレオ。初めて本格的な風邪を引いて辛そう…早く良くなってね!
- [2017/09/07 18:46]
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