イースターとお墓参り
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急に曇ったり雨が降ったりしますが、晴れていると日向は少し暑いぐらいです。この暖かさで、杏の花もかなり咲いてきました。杏はアルメニアを代表する果物で、桜のように木を覆うほど咲き乱れませんが、アルメニアの春の訪れを感じさせる美しい花をつけます。ここで初めてみた時は、「桜か?!」と驚いてしまいました。
近所の教会の敷地にある杏の花も咲いていました。
さて、日曜日はキリストの復活祭、イースターでした。月の満ち欠けと関係しているため、毎年日が変わる移動祝日。今年は4月16日でした。日本だと、クリスマスがキリスト教の一番大切な祭と思われがちですが、実はこのイースターの方が重要なんです。でもクリスマスと同様に、静かに家族でお祝いをします。魚、ドライフルーツのピラフ、イースターエッグという卵を食べます。そしてワインで乾杯します。
イースターエッグというのは、復活祭を祝うために装飾された卵のことで、通常タマネギの皮で煮出した汁で赤く染めます。卵は新たな命の誕生つまり復活を表し、赤はキリストの血を表しているそうです。アルメニアでは、この卵同士をぶつけて割れた方が負けというゲームをします。
今年も長男アレンとこのゲームをしましたが、結果は私が勝ち!アレンは特に悔しがることもなく、妻と義母とゲームを続けていました。勝ち負けではなく、卵をぶつけ合うのが楽しいみたいです。次男レオは見ているだけでしたが、来年はレオも参加できると思います。兄弟だとお互いに負けん気を出して盛り上がりそうで、今からすごく楽しみ!ケンカになりそうで不安もあるけど…
午後は家族で教会にお祈りに行きました。まずロウソクを灯すのですが、アレンは「11本ほしい!」と言って譲りません。最近なぜか自分の年齢を11歳と答えたり、11という数字がどうもお気に入りのようです。仕方ないので11本買って、妻に手伝ってもらいながら一生懸命灯していました。それをレオが興味深そうに隣で見ていました。
クリスマスと同じく、イースターの食事でも肉は食べません。
アレンと卵をぶつけ合うゲームをしました。今年は私が勝ちました。
小さいレオはまだゲームを見ているだけ。でも、来年は一緒にしようね!
火が灯るロウソクを興味深そうに見つめるレオ
アレンは11本のロウソクに頑張って火を灯しました。
アルメニアでは、キリスト教の祭の翌日はお墓参りの日で休みになることが多く、昨日もそうでした。なので、一年半前に亡くなった義祖母のお墓参りに行ってきました。可愛らしく優しいおばあちゃんで、みんなに愛されていました。2歳まで一緒に暮らしたアレンは今もよく覚えていて、義祖母はどこかに散歩に行っていると思っています。
そういえば、次男レオは最近つかまり立ちをしようと必死です。ほとんど立ち上がれそうになる時もあって、6か月半とは思えない成長ぶり!足腰がしっかりしているんでしょうね。もし義祖母が生きていたら、その様子を見てすごく喜んでくれたでしょう…でも、天国からいつも私たちのことを温かく見守ってくれているはずです。
神様、そしておばあちゃん、これからも私たち家族の幸せと健康をお守りください!そして、子供たちの未来のためにも、世界が少しでも平和になりますように!
- [2017/04/18 19:32]
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