平和の灯篭が今年も広島へ
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ドイツでも銃乱射事件がありましたね…世界各地で悲惨な事件が続いています。1週間前にアルメニアで起こった武装集団による警察署襲撃事件ですが、人質は全て解放されました。しかし、武装集団は立て籠ったままで、昨日そのリーダーがインタビューを受けていました。彼はカラバフ戦争で勇敢に闘った元兵士です。
「政府は長年に渡って国民を苦しめている。国民が立ち上がって勝利するまで、私たちはここを動かない」と語っていました。腐敗した政府に対して不満を持つ人は多いので、彼らを支持する市民デモも続いており、事件の現場近くで警察隊と対峙したままです。何だか長期化しそうな雰囲気…繰り返しになりますが、エレバンは普段と変わらず平穏ですから、どうかご心配なく。
さて、先週水曜に、ここの国連事務所へ家族で行ってきました。というのも、今年もヒカリセンターの子供たちが作った平和の灯篭が広島に送られるので、そのセレモニーが開かれていたのです。ヒカリセンターは、10年以上前から広島に灯篭と千羽鶴を送る活動を続けています。
2年前には、その広島市からアルメニアに祈りの石が贈られました。これは爆心地近くにあった石に観音像が彫られたもので、エレバン中心部の公園に設置されています。その贈呈式にも家族で参加しました。どうぞ過去の記事をご覧ください。(こちら)
その祈りの石が設置されている場所で、今年8月6日には平和をテーマにした俳句の朗読会が開催される予定です。遠く離れた両国ですが、こうやって平和のための活動を通して繋がってきたのです。しかし、領土問題を抱えるアルメニアを含め、世界中で争いやテロなどが絶えません…
結局、人間の住む社会からは、こういった問題はずっと無くならないのかもしれませんが、私も一児の父親で、9月には新しい命を授かる予定です。未来を生きる子供たちのためにも、決して諦めたり思考停止したりせず、平和な世界の実現を希求し続けたいと思います。
駐アルメニア日本大使、駐日アルメニア大使も参加されました。
アルメニアの子供たちによる素晴らしい音楽演奏もありました。
アレンも折り鶴に興味津々。もう少し大きくなったら、折り紙を教えたいですね。
ヒカリセンターの子供たちが、原爆の犠牲者の追悼と平和を祈って作った灯篭。
すっかりプール遊びが気に入ったアレン。子供たちが笑顔で暮らせる平和な社会が一番!
- [2016/07/25 16:06]
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