山田みどり先生の日本文化セミナー 

天気はいいですが、風がまだ冷たいです。1週間ほど前はポカポカ陽気だったのに…こうやって変わりやすい天気が続くので、3月はアルメニアでクレイジーな月と呼ばれています。いわゆる三寒四温みたいなものですね。

さて、毎年この時期に行われる山田みどり先生の日本文化セミナーが、今日から始まりました。昨年に引き続き、妻が通訳を担当しました。開始前に山田先生と少しお話したのですが、長年住んでいたモスクワに最近また戻られて、生け花や茶道の指導をされているそうです。本当にすごいですね!

あと、昨年の山田先生の優しいお心遣いに感謝をお伝えしました。というのも、ちょうど1年前に、義母も連れての日本旅行を計画していたのですが、私の経済的な限界、また桜の季節でどこもホテルは満杯という状態だったため、宿泊先にかなり困っていたのです。それを聞いた先生は何と、「私の家にお泊りになったら?」と仰って下さいました。

幸いその後すぐに滞在先が見つかったので、先生のお世話になることはありませんでしたが、私たち家族のことを心配して、すぐに助けて下さろうとする優しさに胸を打たれました。そういうお人柄だから、いつまでもロシアの人たちに教えを請われるのだと納得しました。

今回も、初日は生け花を披露して下さいました。以前よりもバリエーションに富んだもので、本来なら松を使うためお金と時間が相当かかる立花(りっか)というスタイルを現代風にアレンジしたものも紹介して下さいました。また、最後に参加者が生け花に挑戦しましたが、今回はプードルを象ったものを教えて下さいました。

けっこう難しいように見えたのですが、意外にアルメニアの人たちは上手に作っていましたね。山田先生は、明日も墨絵や茶道などを紹介して下さいます。私は家庭教師の授業があるので、夕方の着物ショーに息子を連れて参加したいと思っています。きっとアレンも喜んでくれるでしょう。

山田先生、いつも素晴らしいセミナーありがとうございます!明日も楽しみにしています!

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生け花について説明しながら、次々に異なるスタイルで花を活ける山田先生。

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現代風にアレンジされた立花というスタイル。本来の立花は松を使い、完成まで3日ほどかかるそうです。そして、お金も結構かかるとのこと…

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アルメニアの杏の枝を使った作品。

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杏の花。エレバン街中でも、きれいに咲き始めています。

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山田先生のご説明を聞いて、すぐに生け花に挑戦しようとする参加者たち。

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参加者一人一人に丁寧に指導される山田先生。

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妻が最も気に入った作品の前で記念撮影。潔いシンプルな作品で私も好きです。先生は、ここに活けられた花を妻に下さいました。

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