あの悲劇から5年… 

今日3月11日は、東日本大震災から5年目。5年や10年という時間は一つの節目とされることが多いですが、今も厳しい生活を強いられている被災者の方々の存在を思うと、まだまだ終わってなどいないのだと痛感します。

アルメニアも、1988年にスピタクという町を震源とした大地震が発生し、2万5千人もの尊い命が失われました。その際に日本政府も様々な支援を行ったので、東日本大震災の発生直後にアルメニア政府は義援金を送ってくれました。また、スピタクの町に、日本の犠牲者のためにハチュカル(十字架石)を建立してくれました。

毎年3月11日には、アルメニアの人たちがそのハチュカルに献花してくれるそうで、今年は日本大使館の方々も献花式に参加されました。私も行きたかったのですが、平日のお昼で大学の授業があったため、残念ながら参加できませんでした…

しかし、日にちを教えたばかりのクラスで、「今日は3月11日、金曜日ですね」と言いながら黒板にそれを板書した瞬間、「あれから5年か…」と、少し胸が苦しくなりました。そして、津波が押し寄せる生々しい映像を見た時のショックが蘇ってきました。

被災地に親戚も知り合いもほとんどいないため、時が経つにつれ、あの悲劇が自分の中で風化していっていることは否定できません。それでも、同じ苦しみを経験したアルメニア人たちが日本のために献花し続けてくれているのですから、この日には強く思い返すようにしたいと思います。

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スピタクに建てられたハチュカル。私は何度か訪れて黙祷を捧げたことがあります。アルメニア人たちが、遠く離れた日本の悲劇に同情してくれていることに胸を打たれます。

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