いろはセンターで水引ワークショップ
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3月になりましたね。季節の変わり目のせいか時々雨が降ったりしますけど、日増しに気温は上がっています。今年は雪もよく降って冬らしい冬でしたが、一気に春めいてきました。
さて、数日前から織物修復の専門家と金沢大学の先生・学生の方々がアルメニアに来られています。織物修復の専門家のお二人は、妻が初めて本格的な通訳として仕事させて頂いた方々で、息子が生まれた翌日にお祝いに駆けつけて下さいました。それから2年が経ち、大きくなったアレンの姿に目を細めていらっしゃいました。
今回の訪問目的は、アルメニア正教の総本山エチミアジン大聖堂での織物修復ワークショップでしたが、私も教鞭を取っているいろはセンターで水引作りのワークショップを開いて下さいました。美しい水引が全て紙で作られていることに、学生たちは驚いていました。私たち日本人は祝儀袋などで普通に目にするものですが、改めてよく見てみると、その繊細さに感心してしまいます。
横山先生が、御祖母様から受け継いだという水引の技術を一生懸命に教えて下さいました。事前に猛特訓を受けたという金沢大学の方々も、アシスタントとして親身に学生たちを指導して下さいました。簡単そうに見えるんですけど、これがけっこう難しいんですよね。なので、途中から苦労する学生たちも多かったです。
でも、みんな頑張って作品を作り上げて、とても嬉しそうでした。また、アルメニアでも自然に使えるようにと、今回はネックレスなどのアクセサリーする工夫もされていました。本当に素晴らしい日本文化セミナーでしたね。日本の方々も、学生たちと観光に出かけたり、一緒に食事をして踊ったりと楽しい時間を過ごされました。
短い時間でしたが、両国民にとって貴重な草の根交流の機会になったと思います。遠い日本から来て下さった方々に感謝です。どうもありがとうございました!また是非ともアルメニアにいらっしゃって下さい!
横山先生が親身に教えて下さり、学生たちも興味津々でした。
みんな初めてで難しいので、手取り足取り指導して下さいました。
金沢大学の方々も、親身になって手伝って下さいました。
見本として持って来て下さった横山先生の水引作品。ご自身の結婚式の際に使われた品だそうです。その美しさに、学生からため息がもれていました。
いろはセンターに多大な支援をして下さっている石井先生に、学生たちがこれまでの主な活動を紹介しました。
石井先生は、アレンに絵本の読み聞かせをして下さいました。アレンも大人しく聞き入っていましたね。
素晴らしい交流の一時となりました。皆さん、本当にありがとうございました!
夕食会には、いつも家族で参加させて頂きました。最近サングラスを気に入ってかけているアレン。一端の大人みたいな姿でパンにかぶりついていました。
レストランでは、演奏に合わせてみんなで踊りました。日本人の集団が踊る姿に、地元の人たちも大盛り上がりでした。日本から来られた方々にとっても、楽しい滞在になったと思います。
- [2016/03/01 15:29]
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