やっぱり日本語って難しい… 

一昨日から天候が崩れ、夜に雨が降ったりしたので少し気温が下がりました。それでも冬は終わりに向かっているように感じます。この雨も季節の変わり目だからじゃないでしょうか。

アレンはまた扁桃腺を腫らして熱があるので、明日は幼稚園を休む予定です。まあ、本人は至って元気そうなんですけどね。いつものように私がタブレットを使っていると、ニコニコしながら近づいてきて奪い取り、我が物顔で使っています。普通に使いこなす姿に感心すると同時に、これでいいんかいな?と不安になったりもします。

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時代は変わりましたね。でも、あまり使い過ぎないようにしないと…

さて、大学も始まり、全く休日がない状態で授業をする日々に戻りました。生活のためとはいえ、1日も休みがないのは少し疲れますが、やはり日本語を教えるのは楽しいです。人と真正面から向き合い、かつ自分らしくいられる仕事なので大好きです。

しかし、やっぱり日本語は難しい言語だなあ…と痛感させられる時があります。最近かなり答えに窮する質問があって、頭を悩ませています。例えば、助詞の「は」と「が」の違いって何?、なぜ「好き」や「分かる」の助詞には「を」じゃなくて「が」を使うのか?、動詞などを名詞化する「こと」と「の」は何が違うの?といった質問には、これまでの経験から問題なく答えられます。

恐らく上記のような質問も、特に日本語を教えたことがない人にとっては相当難しいと思います。だって、私たち日本人はそんなこといちいち考えずに話していますからね。だから、敢えて「何が違うの?」「どうして?」と聞かれると困ってしまうのです。それを深く考えなければいけないのが日本語教師の仕事の難しさであり、同時に面白いところでもあります。

今、私を困らせている質問は、家庭教師の学生に目的や期待を表す「~ように」という表現を教えた時にぶつけられました。この文法指導の際によく聞かれるのは、似た表現の「~ために」との違い。これについてはちゃんと説明しましたが、授業の終わりに学生が、「ゆっくり休めるように、明日は会社に行きたくないです」という文章は大丈夫ですか?と聞いてきました。

感覚的におかしいということはすぐ分かりました。しかし、なぜおかしいのか??がイマイチ説明できないので、次の授業までの私の宿題にしました。いろいろ考えて、「~ように」に続く文に否定形は使いにくいということが分かったものの、そうなる理由がまだはっきりしません。

学生には、「そういうルールなんだ!」と押し切ってもいいんですけど、論理的な理由が分からないと私自身どうもスッキリしない…これって、当然と思えることに明確な理由や規則を見い出したいという人間の本能的な欲求かもしれません(自己満足かもしれませんが)。でも、私にとっては、それが日本語教師の仕事の面白さと言えます。

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