引き継がれる命のバトン 

先週亡くなった義祖母のお通夜やお葬式が無事に終わりました。棺の中で眠っているかのように横たわる義祖母を見た時は、やはり胸が締め付けられました。妻も、最後のお別れの時は辛そうに泣いていました。でも、家族や親戚に見守られながら、義祖母は安らかに天国へ旅立つことができたと思います。

お葬式が終わって、家の鏡やガラス扉などを覆っていた布が外されました。アルメニアでは、姿が映るものに亡くなった人の霊が閉じ込められるという迷信があるのです。義祖母がいないことにふと寂しさを感じる時はありますが、少しずつ普段どおりの生活に戻っています。

何より息子アレンの存在が、太陽のように明るく照らしてくれています。やはり義祖母が亡くなったことをよく分かっていないのか、アレンだけはいつもと全く変わりありません。義祖母の妹さんが葬儀に出席するためにグルジアから来ていたのですが、義祖母によく似た彼女を見て、「マロ!(義祖母の名前)」と嬉しそうに言っていました。

本当の義祖母はもうこの世にいないので、少し不憫に思いつつも子供の無邪気さに心が癒されました。周りも、「そうだよ、マロが帰ってきたんだよ」と笑っていました。アレンの言動で場が明るくなる様子を見ていると、子供の存在の大きさを改めて痛感します。アレンのお蔭で、妻や義母もすぐに笑顔を取り戻すことができました。

当たり前のことですが、人はいつか必ず死を迎えます。しかし、死は新たな命を生み出すために必要不可欠なもので、生まれて死んでいくという自然のサイクルを繰り返しながら人は命を繋いできました。義祖母は亡くなりましたが、その血は確実にアレンの中に流れています。そういう意味では、義祖母は今も私たちと一緒にいるのです。

アレンの存在は、大切な命のバトンが引き継がれたことを実感させてくれます。人の死は決してただ悲しいだけの出来事ではないと教えてくれます。そして、義祖母のためにも前を向いて生きていこうと励ましてくれます。子育ては大変ですが、子供がいて本当に良かったと思います。アレン、ありがとう!

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ポケットに手を入れてポーズを決めるアレン。親バカで恐縮ですが、可愛いらしい!

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アンパンマンが大好きなアレン。ネットで関連動画を飽きずに見ています。最近は、「次、これ見る!」と言って自分でタッチして操作できるようになりました。

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