義祖母が天国へ旅立ちました
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9月下旬からずっと体を壊していた義祖母が、木曜の夜7時過ぎに亡くなりました。享年83歳。今晩お通夜が近くの教会で行われ、明日はお葬式の予定です。
その日、天皇誕生日レセプションに出席していた私と妻は、残念ながら死に目に会うことができませんでした…悔いは残りますが、実際の人生では映画やドラマのように最期の瞬間を選ぶことなど誰もできないので、こればかりは仕方ありません。
回復の見込みがなかったとはいえ、こんなに早く逝ってしまうなんて想像しませんでした。日に日に弱っていく義祖母のことは心配でしたが、少なくとも一緒に年を越せるつもりでいました。妻も、「まさか今日亡くなるなんて…」と信じられない様子で、目を真っ赤にして泣いていました。実の祖母を亡くした妻の悲しみを思うと、私も本当に辛かったです。
ただ、住み慣れた自宅で、最後は苦しむことなく安らかに息を引き取ったと聞いて、少し救われたような気がしました。みんな心の準備はできていたからか、妻も妻の家族も次第に元気を取り戻していますし、私も少しでも支えになろうと励ましています。何より息子アレンの存在が、妻を笑顔にしてくれているようです。
そのアレンですが、義祖母が亡くなる時はずっと大人しく椅子に座っていたらしく、「本当にお利口さんだった」とみんな褒めていました。意外に息子は、私たちとは違う形で死というものをちゃんと理解しているのかもしれません。ブログに書きましたが、3週間前に突然アレンが誰もいない方を見て「お爺ちゃん!」と言っていたのは、義祖母の旅立ちが近いのを感じ取ったからではないでしょうか…
義祖母は、早くにご主人と死に別れてから子供3人を女手一つで育て上げ、戦争やソ連崩壊なども経験する波乱万丈の人生を送りました。いつも私を実の息子や孫のように大切にしてくれた人なので寂しくなりますが、今は天国でゆっくり休んでほしいと思います。おばあちゃん、僕とアレンを可愛がってくれて本当にありがとう!
義祖母は、4年前の私たちの結婚を心から祝福してくれました。
2年前に長男アレンが生まれた時は泣いて喜んでくれました。
子供好きの義祖母は、いつもアレンを大切に可愛がってくれました。
曾孫を見せてあげられたのは、私ができた何よりの孝行だったかもしれません。
苦労の多い人生でしたが、晩年は孫や曾孫に囲まれて幸せだったと思います。
まだ元気だった夏頃の義祖母。こうやって写真を見ていると、少し涙が溢れてきます。優しい義祖母と一緒に暮らせて幸せでした。
- [2015/12/13 16:05]
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