アルメニアの大学で交流会
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大忙しだった1週間が過ぎて、やっと通常の生活に戻りつつあります。まだ疲れは残っていますが、片岡さんたちの訪問は素晴らしい思い出と希望も残してくれました。ホームステイ先の学生の中には日本語を習い始めた子たちもいたのですが、彼女たちの学習意欲がすごく上がったんです。上手になって、次は日本語でもっと話したい!と思ったようです。
今回の訪問の大きな目的は、日本語を学ぶ学生たちとの交流。そのため、私が教鞭を取る国立大学と言語大学で交流会を開きました。今月から教え始めたばかりの国立大学ですが、学部長も学生たちも協力的でしたし、一緒に勤めているルザン先生の助けもあって、素晴らしいイベントとなりました。
まず、アルメニアの学生一人が両国の国歌を歌ってくれました。そして、香川大学の学生たちによる日本と香川県についてのプレゼン、茶道のデモンストレーションが行われました。その後、国立大学の学生たちが、アニメ「ナルト」のテーマ曲を演奏してくれました。日本の人たちに喜んでもらおうという温かい気持ちが十分伝わりました。
次に、ルザン先生が用意したアルメニアに関するクイズ大会が行われ、日本のメンバーがどれだけアルメニアのことを知っているか競い合いました。皆さんよくご存じで、我先にと正解を言っていました。優勝者には、可愛いらしいアルメニアの手作りの人形がプレゼントされました。
最後は、Yumieさんによる歌。エレクトーンを弾きながら、美しい歌声を披露してくれました。最後は、「上を向いて歩こう」をみんなで合唱して盛り上がりました。和気あいあいとした交流会になり、お互いに大満足でした。
香川県坂出市長からの素敵なお土産が贈呈されました。
香川大学の学生たちによるプレゼンテーション。
茶道のデモンストレーション。学部長が挑戦しました。
学生たちによる楽器演奏。エレクトーンを弾く彼は、両国の国歌も歌ってくれました。
クイズ大会で優勝者を最後はジャンケンで決めました。みんなけっこう本気。
Yumieさんは即興でチェロを弾く学生と共演。学生たちも聞き惚れていました。
その翌日は、香川大学が3年前に桜を植えてくれた言語大学。しかし行ってみたら、事前に予約しておいた大講堂が閉まっているわ、その鍵がどこにあるか誰も知らないわ、やっと鍵が見つかって開けてみたらマイクも何も用意されていないわで、かなり対応はひどいものでした…
実は、これには原因があります。昨年初めごろ東洋言語学部がヨーロッパ言語学部に統合され(これがすでに無理がある…)、学部長がイタリア語の専門家になってしまいました。もちろん彼は日本語に全く関心などなく、いまだに「中国語は難しい言語でしょ?」と私に言う時があるぐらい…とはいえ、今回の大学側の対応の悪さには呆れました。わざわざ日本から来てくれた人たちに対して失礼だと思います。
そんなバタバタがありつつも、何とか交流会を開始。プレゼンや茶道のデモンストレーション、私の学生による歌と踊りやカノン演奏が行われました。そして、Yumieさんに歌ってもらい、最後はみんなで「翼をください」を合唱しました。その後、大学の中庭に出て、3年前に植えた桜の前で森山直太朗の「さくら」を合唱しました。
大きくなった桜を見て、片岡さんは嬉しそうに驚いていました。今は倍以上になっていますからね。言語大学の日本語教育にかなり不安がありますが、両国友好のシンボルである桜は、これからも成長していつか美しい花を咲かせてほしいと思います。
香川大学の学生たちによるプレゼンテーション。
茶道のデモンストレーション。みんな興味深そうに見ています。
お茶と手作りの羊かんは大好評でした。
「さよなら大好きな人」を歌う私の学生。
この子はアルメニアダンスも披露してくれました。ありがとう!
私の元学生もカノン演奏を披露。アルメニアの曲、そして「翼をください」と「さくらさくら」を演奏してくれました。いつも通り素晴らしかった!彼女の演奏は過去記事でご覧になれます。(こちら)
最後は、Yumieさんと「翼をください」を合唱しました。大学の対応は残念でしたが、学生たちは頑張ってくれました。
自分の身長より大きくなった桜にビックリの片岡さん。3年前の植樹式が懐かしい。その時の様子は過去記事をご覧ください。(こちら)
桜を囲んでみんなで記念撮影。これからも桜と共に交流の輪が大きくなっていってほしいと願います。
- [2015/09/13 17:52]
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