アルノ・ババジャニャン 

昨日、B・B・キングが亡くなったそうです。多くのミュージシャンに影響を与えた偉大なブルースマン。ロックやブルース、ジャズなどの音楽にはまっていた学生時代、来日した彼のライブを見に行ったことがあります。パワフルな歌声が印象的でした。冥福を祈ります。

さて、最近ブログ読者から、「キリスト教徒じゃなくても、アルメニアで結婚式を挙げられるのか?」という質問を頂きました。先日の友人の結婚式に関する記事をご覧になって、疑問に思われたのでしょうね。他にも疑問に感じる方がいらっしゃるかもしれないので、記事に少し書いておきます。

アルメニア教会で式を挙げるには、新郎新婦ともアルメニア正教徒でなければいけません。私も4年前に洗礼を受けましたし(こちら)、先日結婚した友人も事前に洗礼を受けています。やはり神と契約を交わす儀式ですから、異教徒では駄目なのでしょう。ちなみに、これはアルメニア教会で式を挙げる場合の話で、法律上の婚姻手続きに間しては宗教は特に問題になりません。

話は変わって、先日ここで開かれた日本人ピアニストの秋場敬浩さんのコンサートでは、アルノ・ババジャニャンの曲も演奏されました。この偉大な音楽家について、まだブログで一度も触れていなかったようです。なので、今回ご紹介したいと思います。

アルノ・ババジャニャンは、ソ連時代のアルメニア人作曲家・ピアニスト。幼少の頃から類まれな音楽的才能を示し、あの大作曲家アラム・ハチャトリャンが、「この少年に、よい音楽教育を受けさせるべきだ」と進言したそうです。多くの名曲を残し、ソビエト人民芸術家の称号も得ました。今も母国アルメニアの人々に愛され、彼の音楽を耳にする機会がよくあります。エキゾチックで哀愁のある音楽は、私も大好きです。


秋場さんも演奏した「エレジー」。本人による演奏の動画です。


妻も時折ピアノで弾くババジャニャンの作品「メロディー」。

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エレバンのオペラハウス近くにあるアルノ・ババジャニャンの銅像。アルメニア人に愛されているのがよく分かります。

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