授業でおにぎりを紹介
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3月になりました。日も長くなり、朝晩もそれほど寒くありません。今年の冬が終わりを告げようとしています。
そういえば、私が尊敬するウルグアイのホセ・ムヒカ大統領が国民に惜しまれながら任期を終えて退任しました。「世界で最も貧しい大統領」として有名で、私にとってはチェ・ゲバラ同様にラテンアメリカの英雄。彼については、是非こちらをご覧ください。また、彼のリオ会議でのスピーチも素晴らしいので動画を載せておきます。
環境や貧困の問題は足ることを知らない人間の心が原因だと訴えるムヒカ大統領の有名なスピーチです。
さて、1週間前から我が家に泊まっていた岩田君は、一昨日アパートに移り、本格的にアルメニア生活を始めました。しかし、我が家がかなり居心地よかったらしく、「こんな温かい家族に囲まれて幸せです」とよく言っていました。時々遊びに来たいとのことで、もちろんいつでも来るよう伝えておきました。アレンを可愛がってくれたし、毎晩遅くまでいろんなことを語り合えて、こちらも楽しかったです。
私たち家族が歩く姿を、岩田君が撮ってくれました。アレンが小さくて可愛い!
その岩田君は、私の言語大学の授業にずっと見学に来ていたのですが、木曜は学生たちにおにぎりを紹介しました。2年半前にもおにぎりを紹介したことがあって、その時の様子は過去の記事でご覧になれます。(こちら)
今回もご飯を炊いて、ふりかけや海苔を持って行きました。あと、前回でも使ったおにぎり型も持って行きました。事前に学生たちには伝えていたので、炊飯器を持った岩田君が教室に現れると、みんなワクワクした顔になっていました。
授業後半、おにぎりの紹介を始めました。まず、おにぎりとは何か説明して、実際に手で握ってみせました。三角形に米を握るだけなんですが、学生たちは興味深そうに見ていました。そして、できたおにぎりにふりかけをかけて、岩田君に食べてもらいました。彼が「美味しい!」と言うと、学生たちから歓声が上がります。
次に、「今はこんな便利なものがある」と言って、おにぎり型で作ってみせました。プラスチックの型に米を入れて押し出すだけでおにぎりができる様子に、学生たちが驚きます。これなら初めてでも上手に作れるので、学生たちに挑戦してもらいました。型からきれいな三角形のおにぎりが出てきた時は、みんな本当に嬉しそうでした。
しかし、せっかく作ったのに、食べたことのないふりかけに抵抗を感じる子が何人かいて、最初は口にしようとしません。誰かが美味しそうに食べ始めると、やっと恐る恐る口に入れます。そして、「あれ?美味しい!」と笑顔。やはり食べず嫌いはよくないですね。その後、みんな進んでおにぎりを作って、ふりかけを食べ比べていました。とりあえず今回の日本文化紹介は大成功!
その後、家庭教師の授業でも学生たちに挑戦してもらいましたが、彼らも、「美味しい!」と喜んでいました。日本食と言えば、やはりアルメニアでも寿司が有名ですが、おにぎりはもっと簡単で教えやすいです。また機会を作って日本食の紹介をやりたいと思います。
昨年から家庭教師で教えている学生たち。元々シリアに住むアルメニア人なんですが、内戦のためアルメニアに避難しています。
- [2015/03/01 17:00]
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