アルメニアのスカベンジャー 

7月下旬に、日本の会社員の方々にお会いしました。3,4ヶ月の短期プロジェクトで駐在されていて、エレバンのゴミ処分場で働かれています。お仕事は、ゴミから発生するメタンガスを二酸化炭素に変えるシステムの設置。メタンガスは、二酸化炭素の21倍も地球温暖効果があるのだそうです。

それでお仕事の現場を見せて頂くことになり、ゴミ処分場に行ってきました。処分場はエレバンのすぐ郊外の丘陵地帯あり、エレバンの街並みを見渡せる眺めのいい場所にありました。メタンガスを送るパイプや、それを二酸化炭素に変える装置について説明してもらいながら、ゴミが捨てられている場所へ向かうと…

 

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次々とトラックで運ばれて積み上がったゴミの山。そのゴミから出る汚水でできた黒い水たまり。ゴミに群がる無数の鳥…やはり異様な光景でした。そして、その中をズタ袋を持ってゴミを漁っている人たちがいました。彼らは、ゴミを拾って生活している、通称「スカベンジャー」。拾ったゴミを分別し、プラスチックや鉄屑を工場などに持って行って換金するのです。

去年いたフィリピンには、スモーキーマウンテンという巨大なゴミ処分場があり、そこには数千ものスカベンジャーたちがスラムを形成し、ゴミを拾って生活しています。彼らは、貧富格差の激しいフィリピンの最下層で、幼い子供も学校にも行かず、大人に混じってゴミを拾っています。

エレバンの処分場にも子供の姿がありました。ゴミを漁っている姿を見ていると、胸が締め付けられるような思いでしたが、ここのスカベンジャーは別に貧しくはないと聞きました。車で来ている人もいるし、換金すると結構いいお金になるそうです。だから、貧しさからではなく、ちゃんと仕事としてやっているのだと…

しかし、もっと普通の仕事があって生活できれば、ゴミを漁ったりはしないんじゃないでしょうか。自分の子供にそれをさせたいでしょうか。本当に望んでやっている仕事でしょうか…ゴミを拾っている理由はともかく、私にとって、そうやって生活する人たちの存在は、やはり重い現実に思えました。

 

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右の写真のように、ゴミが自然発火して、常に煙が上がっています。だから、フィリピンではスモーキーマウンテンと呼ばれるのですが、一酸化炭素が発生することもあるそうです。


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