武器よさらば
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暑い日が続いています。そんな暑い夏に浴衣を着ると気持ちよかったですね。そういえば、最初にみんなで浴衣を着て集まったのは、日本人会の新メンバー、櫻田さんのレストラン。開業に向けて着々と準備が進んでいます。店内の壁には、漫画「バカボンド」の絵。なんと、アニメ好きのアルメニア人男性が描いたそうです。すごい!
本当に上手に描いていますよね。海外のアニメファンってすごいなあ…
渋くて格好いい内装ですね。開店が待ち遠しいです。
さて、ずっと気になっていたのですが、またパレスチナ情勢が悪化しています。イスラエルの空爆で、すでにガザでは200人以上が死亡したのこと…死者の多くは子供や女性という報道もあり、自分にも子供がいる今は、こういう現実は本当に辛いです。
日本から遠く離れた地域の紛争とはいえ、同じ人間同士の争いですから、もちろん無関係とは言えません。しかし、日本が将来もっとこのような紛争に裏で関わっていくことはないのだろうか…と少し心配です。
というのも、日本は今年4月に武器輸出三原則を緩和し、さらに5月にはイスラエルと準同盟国の共同声明に署名しているからです。準同盟国であれば、軍事協力という名目で武器輸出の対象になる可能性は十分あります。まして、紛争地域への輸出は大きなビジネスになるでしょう。
それによって経済は潤うかもしれません。ただ同時に、恐ろしい連鎖が始まるのではないかと危惧しています。武器を開発して売る軍需産業にとって、この世から戦争がなくなってしまうと困ります。つまり経済を回すには、常にどこかで戦争が起こっている必要があるわけです。米国がまさにこの状態ですが、日本までがそんな国になってほしくありません。
外交のため経済のためと言いながら売った武器によって、ガザの無辜な子供たちが殺されるなんてことが起これば、日本も裏で加担しているようなものです。「世界で最も人を殺した武器」と称される自動小銃AK-47を開発したカラシニコフ氏は、晩年罪の意識で苦しんだそうです。彼が亡くなる半年前に教会に送った手紙の一部にはこう書かれています。
「心の痛みは耐えがたい。私の銃は人々の命を奪った。たとえ敵に渡った銃であっても、人々の死への罪は私にあるのだろうか…」
自分にも子供がいる今、戦争のニュースは本当に心が痛みます。我が子には戦争や武器とは無縁の人生を送ってほしいと心底思います。
- [2014/07/17 19:37]
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