国立図書館に日本の図書
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先日、憲法解釈が変更されて集団的自衛権容認が閣議決定されましたが、あまり熟議されずに政府が決定を急いだような印象を受けます。国の重大事ですから、国民的な議論や意見交換がもっと必要だったのではないでしょうか…
国際情勢や政府見解などは時代によって変化するもので、今回の決定が将来どのように国の在り方に影響するかはまだ分かりません。その時には、民主的な議論がきちんと行われる環境が整っていてほしいと思います。
さて、私が日本の有志の方々と運営する民間団体「アルメニアに本を送る会」は、日本の図書1000冊以上を昨年エレバン国立図書館に寄贈しました。これについては過去の記事をどうぞご覧ください。(こちら)
図書を管理するため、その後図書館の方で入力作業が行われ、今年初め頃にほぼ終わったそうです。大量な上に日本語の図書ですから、けっこう大変だったと思います。先日図書館を訪問して、図書が保管されている倉庫を見せてもらいました。
日本の図書館と違って館外への貸し出しはしておらず、館内での閲覧のみとなっているので、図書は全て保管庫に並べられています。部外者は通常入れないのですが、館長が特別に許可を出してくれました。中はまるで迷路のようになっていて、ものすごい量の書籍が保管されていました。
そして、ちゃんとその中に私たちが寄贈した図書もありました。管理するために一冊一冊にバーコードも貼られていて、図書館員の話では、すでに利用している人たちがいるとのこと。役に立っているようで良かったです。4月にヒカリ日本文化センターに図書や浴衣などを寄贈し(こちら)、今回国立図書館で寄贈書が管理されていることも確認でき、本会の図書関連の活動に区切りがついたように思います。
これまで図書の寄贈・送付活動にご協力頂いた方々、本当にどうもありがとうございました!本会は名称を「アルメニア友の会」と改めて、人的交流などに力を入れていくつもりですので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
エレバン国立図書館の入り口。街の中心部にあります。
保管庫には所狭しと大量の書籍が並べられていました。さすが国立図書館!
その中に、寄贈した日本の書籍もちゃんと置かれていました。
そして管理するためにバーコードが貼られています。ちなみに、外国人もパスポートを持参すれば閲覧可能だそうです。
余談ですが、図書館の新館の方に面白い絵が飾られていました。アルメニア文字で描いた有名な作家や詩人の顔。これはチャレンツという詩人で、ちゃんと彼の名前のスペルで描かれています。
- [2014/07/03 20:21]
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