ひろしま・祈りの石の贈呈式 

結局、サッカー日本代表は一勝もできずに終わりました。まあ、ギリシャと引き分けた時点でかなり厳しかったですが…W杯出場は16年ぶりといっても、コロンビアは元々サッカー強豪国ですからね。昔住んでいた大好きな国なので、是非ともコロンビアには決勝リーグでも頑張ってほしいと思います。

さて、昨日エレバン市内の公園で「ひろしま・祈りの石」の贈呈式が開催され、私たち家族も行ってきました。この石は広島に落とされた原爆の爆心地から200mも離れていない市電で使われていた敷石で、この敷石約200個に延べ1万人の市民が平和の祈りを込めて観音像を彫り込んだのだそうです。

そして、1991年からこの敷石を平和のシンボルとして世界各国に贈る活動が始まり、今回のアルメニアはなんと107ヶ国目になるそうです。この活動自体も知りませんでしたし、そんなに多くの国々に広島の石が設置されているとは驚きました。

設置されたのはエレバン市役所前にある児童公園。式典には、「ひろしま・祈りの石の会」代表団、日本大使館の方々、駐日アルメニア大使、アルメニア政府関係者が出席し、それぞれ平和や両国の友好発展を願うスピーチをされました。その後、アルメニアの合唱団が日本語で「ふるさと」を歌い、ヒカリセンターの子供たちが風船を空に飛ばしました。

昨年夏、両国をスカイプで繋いで広島の被爆体験者の方に自身の辛い経験を語って頂くというイベントが行われました(こちら)。この祈りの石も、アルメニア市民に戦争や核の恐ろしさと平和の大切さを伝える貴重な贈り物になったと思います。

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スピーチの後、「祈りの石の会」の梅本道生代表とエレバン副市長の手で除幕が行われました。

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原爆を目撃した敷石に彫られた観音像。被爆国・日本からの平和のメッセージになると思います。

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日本でも公演したことがある「アルメニア・リトルシンガーズ」がふるさとを歌いました。とても美しい歌声でした。

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子供たちが平和の祈りを込めて、アルメニア国旗と同じ三色の風船を空に飛ばしました。

ところで、この式典には長男も連れて行ったのですが、相変わらず人がいるところが好きなようで、ずっとお利口さんにしてくれました。というより、いろんな人に可愛がられて、同じ小さい子供たちとも会えて嬉しかったのか逆に興奮気味でした。その興奮が冷め切らなかったのでしょう、昨晩は中々寝てくれませんでしたね…

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同じぐらいの小さな子供を見ると、やたら興奮します。なんか本能的に通じ合うものがあるんでしょうか。

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