40日経ちました!
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けっこう冷えてきて、厚手のセーターがそろそろ必要になりそうです。冬がそこまで来ていますね。
さて今週は、日本から牧野外務大臣政務官がアルメニアを訪問され、アルメニアの外相や大統領と会談されました。そのため、私も車の手配や空港送迎などでお手伝いさせて頂きました。
また、日本人会との会食の場を設けて下さり、「これからもアルメニアで頑張って下さい」と温かいお言葉をかけて頂きました。牧野政務官はじめ皆さん気さくな方で、とても楽しい時間を過ごすことができました。今回のご訪問が両国の関係強化に繋がることを祈っています。
牧野政務官ご一行と共に。お忙しい中、お会い下さってありがとうございました!
ということで、今週もいろいろと忙しかったですが、火曜日に無事に長男が誕生から40日を迎えました。何度かブログにも書きましたが、アルメニアには生まれて40日間は、外に出してはいけない、あまり他人に見せてはいけないという習慣があります。
その40日が経つと、盛大にお祝いするのが一般的で、私も今週末に友人たちを呼んでパーティーを開く予定です。総勢30人近くが来る予定で、今から少しずつ準備をしなければいけません。
そして、ちょうど40日目だった火曜日は、子供を祝うユニークな伝統行事を見ることができました。まず家族で教会に行き、子供のために祈ります。帰宅後に沐浴させるのですが、この時はお湯の中にバラの花びらと金を入れます。バラは愛や健康の象徴、金は経済的豊かさの象徴だそうで、私たちは結婚指輪を入れました。
バラの花びらが浮いたお湯で沐浴。何だか優雅だなあ…
そのバラの花びらと金の入ったお湯で子供を洗い、最後は子供に40回お湯を掛けます。私たち家族と妻のいとこ5人で、一人8回ずつお湯を掛けました。こちらは祝福しているのですが、子供の方は何のことか分かるはずもなく、何度もお湯を掛けられて泣いていました…
「元気に育つように」「幸せになるように」などの願いや祝福を唱えながら、お湯を掛けます。子供にしたら堪ったもんじゃない習慣で、さすがにこの日はギャーギャー泣いていました。
また、この時は最初1枚だけ服を着せたまま沐浴させます。途中でその服を脱がし、お湯につけておきます。子供をお湯から出した後、その服をビリビリと手で破ります。これは、厄災が消えるようにというおまじないだそうです。
「悪運が消えますように」など唱えながら、服を破る義母。面白い習慣ですね。
子供の方は、「今日の沐浴、何だかいつもと違って面倒だったなあ…」としか感じていなかったかもしれませんが、とにかくお陰さまで40日を迎えることができました。この40日という節目は、アルメニアだけではなく周辺地域でも同じらしいので、キリスト教以前の古い慣習の名残かもしれませんね。
しかし、国や地域、文化や宗教が違っても、親が子供の健康や幸せを願う気持ちは世界共通。これからも息子の健やかな成長を祈りたいと思います。
子供にとってはちょっと迷惑だったかもしれない伝統行事でしたが、とにかく無事に40日を迎えられて良かったです。アレン、おめでとう!
- [2013/11/21 20:20]
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