昨日は水掛祭り 

そういえば、先週金曜、7月5日は憲法記念日で祝日でした。エレバンの街中では、アルメニアの国旗カラーのTシャツを着た若者たちが、たくさん練り歩いていました。

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憲法記念日の風景。子供たちが、パレードに備えて太鼓の練習をしていました。

更に今日もお休みです。というのも、昨日アルメニアでは(日本では七夕でしたね)、ヴァルダヴァルというキリスト教のお祭りが行われたからです。過去にブログでご紹介したこともある、水掛祭りです。通常、このようなキリスト教のお祭りがあった翌日は、墓参りの日として休みになります。

移動祝日ですが、大体7月に行われます。この頃はすでに日中40℃近くになる猛暑なので、涼を取るための恒例行事と言えます。私はもう3回目ですし、妻は妊娠中なので、今年は外出しませんでした。外に出たら、容赦なく水を掛けられますからね…

過去の記事にも説明があるとは思いますが、元々これはキリスト教以前の古代宗教儀式の名残で、水や美や愛の女神であるアストギックを讃える祭りでした。人々が女神アストギックに薔薇の花(アルメニア語で薔薇は”ヴァルド”)を捧げたことが、名前の由来となっているそうです。

日中は家から一歩も外に出ませんでしたが、近所では子供たちの悲鳴や歓声が響き渡っていました。この日だけは無礼講なので、いきなり水を掛けられても怒ってはいけません。ヴァルダヴァルの時期にアルメニアに来られる方は、外出の際、電気機器などの管理にお気をつけ下さい。


ヴァルダヴァルについて簡単にまとめた動画がありました。現地のテレビ番組からのもので、全てアルメニア語ですが、どうぞご覧下さい。

さて、身重の妻も、もう少しで妊娠後期(8ヶ月)に入ります。出産予定日まであと3ヶ月!約3ヶ月後に、自分の子供が生まれるのかあ…ウーン、まだ実感があまり沸きませんね。とはいえ、妻のお腹もすごく大きくなっています。胎動も、お腹がピクピク動いているのが見て分かるほど。

先週は久々の検診で、ドップラー検査というものをしてきました。胎児の心拍数を調べて、心臓に異常がないかどうか調べるんです。バクバクと、赤ちゃんの心拍音がはっきり聞こえました。エコーの映像で、胎児が動いているのは分かりますが、心拍音を聞くと、ちゃんと命が息づいているのが更に強く実感できました。

で、結果は…全く問題なし!母子ともに健康で良かった。このまま順調に育って、元気に生まれてきてほしいですね。そして来年の夏頃に、香港・日本と連れて行ってあげられたらと思います。

私の両親に、孫を見せてあげるのはもちろんのこと、先週アルメニアを去っていった日本人会の元副会長にも、「子供、絶対抱かせてよ!」と言われていますから、ちゃんと約束を守らないと…とにかく、無事に生まれてくることを祈っています。

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初めての検診の時に、2cm満たない大きさだった胎児も、今では体重1kgに成長!生命の神秘ってやつですね。元副会長も、誕生を楽しみにしてくれています。

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