私なりの親孝行
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母が帰国してから、今週は天気が悪かったです。ほとんど夏の陽気だったのに、また上着が必要なほど寒い日もあったぐらい…今日も朝から曇り空です。
さて、母が私を訪ねて海外に来るのは、実は今回で4度目。初めは、12年前のタイ・カンボジアでした。当時海外放浪中だった私は、日本から出たことも、飛行機にも乗ったことがない母を呼んだのです。母は帰国の際、「こんな楽しい時間、人生で初めてやったわ」と言ってくれました。
2度目は、7年前のコロンビア・ペルー・ボリビア。当時私はコロンビアで日本語教師をしていたんですが、母がマチュピチュ遺跡を見たがっていると聞き、それならば!とコロンビアに呼んで、一緒にペルー・ボリビアも旅しました。夢だった景色を見ることができて、母は本当に嬉しそうでした。
3度目は、同じく7年前の中国の北京。というのも、母と南米を旅した後、私は住み慣れたコロンビアを去り、7ヶ月ほど旅しながら帰国したんです。その途中、母を北京に呼んで一緒に観光しました。歴史遺産のスケールのでかさと、中国人のバイタリティーに圧倒されていました。
母にとって、年を取ってからの海外旅行は大変だったと思います。まして、私と一緒だと、半分バックパッカースタイルの旅ですし…母は、田舎育ちで引っ込み思案、英語もさっぱり分かりません。そんな自分が、まさか南米やアルメニアに行くことになるなんて想像もしなかったでしょう。
しかし、私としては、母に少しでも広い世界を知ってほしい、人生を楽しんでほしいという思いがありました。「日本で安定した生活を送ってくれれば…」という一般的な親の願いは叶えてあげられませんでしたが、私なりの親孝行をしたいと思ったのです。
今回は、一緒に観光して楽しく過ごすだけでなく、アルメニアで家族を築き、そこに根を張って生きようとしている自分の姿を、母に見せることができたように思います。ずっと心配かけ続けていますが、少しは安心させられたかもしれません。
これからも親孝行ができるように、母には元気で長生きしてもらいたいです。
母にとって初の海外旅行では、カンボジアのアンコールワット遺跡を訪問。運転手とバイクに3人乗りして、オフロードを走り回るというスリリングな経験をしました。
ペルーでは、母の念願のマチュピチュ遺跡を訪問。私は二度目の訪問でしたが、やっぱりここは良かったですね。母も、「すごいわあ…」と感動していました。
中国の紫禁城。映画「ラスト・エンペラー」の舞台になった場所ですが、何とオリバー・ストーン監督の姿を発見(本物でした)。興奮して母に言っても、「それ誰?」と全く分かってもらえませんでした。
エレバンの空港で、母を見送った時の写真。私という息子を持ったせいで、色々苦労も多かったと思いますが、「お陰で中々できへん経験もさせてもらってる」と思ってくれたら嬉しいです。
- [2013/05/11 16:06]
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