すぐできて当然?!
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妻の妊娠を公表した日、有り難いことに、たくさんの人からお祝いのメッセージを頂きました。「おめでた」と言うだけあって、やっぱりめでたいことですね。こうやって周囲に伝えられる時期を無事に迎えられて良かったです。
今朝には、妻が少し胎動を感じたと言っていました。ちょっと早すぎじゃないの?と思いましたが、どうも本当のようです。こうやって日々、女性は胎児の成長をちゃんと感じとっているんですね。
私の方は、まだ自分に子供ができたという実感があまりないというのが本音です。父親になるという感覚も、正直あまりありません。大体、自分のように好き勝手に生きてきた人間が父親になって大丈夫なんやろか…
何か冷めたことを書きましたが、私も妻も子供を望んでいたので本当に嬉しいです。周りも、とても喜んでいます。というか、妻の家族は安心したでしょう。結婚から1年が経ち、内心「子供でけへんのちゃうか…」と心配していたと思いますから。
1年ぐらいでそんな悲観的にならんでもと思いますが、アルメニアは、結婚したらすぐ子供を作るというのが一般的。そして、すぐできると思っている人が多いんです。結婚した直後から、「何かニュースある?」と聞かれます。これは、「子供はできた?」という意味です。
私たちは、結婚して半年ぐらい子作りの予定がありませんでした。昨年、妻は大切な通訳の仕事が年末まで入っていたので、それに影響が出るのを避けたのです。しかし、その間もずっと、「子供はまだ?」と周囲に聞かれました。
今の日本では、結婚して2,3年子供がいないのは普通ですが、こちらは半年もすると、何か問題でもあるの?となってしまいます。なので、私たち夫婦も、「もしかして不妊?」と思われていたはずです。そんな空気を少しプレッシャーに感じ始めた頃、妻が妊娠しました。
こればかりは自然の摂理ですから、周りが騒いだところでどうなるもんでもないんですけどね。ここは男女共に結婚年齢が低いので、日本に比べて不妊の問題は深刻ではありませんが、もちろん中々子供ができない夫婦はいます。そんな人たちにとって、「子供はまだ?でけへんのちゃう?」という周りの空気は辛いはず…
加えて、不妊は女性に原因があるという考えが根強いので、女性にとっては相当のプレッシャーでしょう。実際は、不妊は男性にも原因があることが多いんですけどね。
とにかく、私たちは幸いにも子供ができましたが、「結婚したら、子供はすぐできて当然!」というこの風潮は何とかならんものかと思います。やはり、子供って授かり物ですから。
以前、「コウノトリをたくさん見た」という記事を書きましたが(こちら)、実はこの直後に妻の妊娠が発覚しました。「赤ちゃんを運んでくる」という言い伝えは、あながち嘘ではないかも…
- [2013/04/18 23:58]
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