桜プロジェクト二日目(12月11日)-桜の植樹式-
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日曜日から降り続いた雪が、やっと止みました。植えられたばかりの桜にとって辛かったと思います。そんな時、香川大学の学生から、こんなメッセージが...「困難を乗り越えた桜は、きっと素敵な花を咲かせるでしょう」 そうだ、頑張ってくれ、桜!
さて、先週のイベント報告の続き。今日は、桜の植樹式についてです。
初日は無事に終わり、二日目は、いよいよメインイベントの桜の植樹式。なのに朝から雪!初雪ですが、何もこんな時に降らなくても…まあ、数日前から天気が崩れるという予報は出ていたので、覚悟はしていました。しかし同時に、アルメニアの天気予報は当てにならんと楽観視もしていました。
「今日できるかなあ…」「ウーン、大学側と話してみないと分かりませんね」と片岡さんと話しながら、不安な気持ちで言語大学へ向かいました。イベントに必要な大量の荷物を運び込むのは大変で、本番前にすでにフラフラ。大丈夫かいな…
幸いにも大学側は、「大した雪じゃないから、今日植えよう!」とやる気満々。確かに降っているといっても、小雪が舞う程度で、大して積もっていません。逆に雨じゃなくて良かったです。雨だとずぶ濡れになって、気が滅入ったでしょう。
香川大学の学生たちは、ホームステイ先で楽しい時間を過ごしたようです。お互いに打ち解けて、和やかな雰囲気の中でイベントが行えそう。とはいえ、開始前は準備で目が回る忙しさ…片岡さんや学生たちも、植樹のための穴を掘ったり、料理の準備をしたりと大忙し。日本人会・副会長の聖美さんにも手伝って頂きました。
前日のイベントとホームステイで打ち解けた様子の学生たち。
桜の苗木を植える穴を掘る片岡さん。
歌や踊りを披露する学生たちの着付けをして下さった聖美さん。いつもありがとうございます!この日は、聖美さんも着物を着てきて下さいました。
浴衣を着て嬉しそうな学生。よく似合っていますよね。
バタバタしている間に、イベント開始の時間になったので、「よし、今から庭に集合!」と指示を出しました。小雪の舞う中、みんな庭に急いで集まりました。
さあ、いよいよ桜の植樹式の開始です!
掘った穴に桜の苗木を立てて、みんなで少しずつ土をかけました。私や片岡さん、大学関係者、そして両国の学生たちが、一緒にスコップを持って、アルメニア初の桜を植えていきます。記念すべき共同作業でした。
浴衣姿で庭に急ぐ学生たち。
関係者が集まったところで、植樹式開始。寒かったですが、雪が大したことなくて幸いでした。
桜の苗木と立て札を持つ片岡さんと、私が勤める東洋言語学部の学部長。
私や片岡さん、大学関係者、両国の学生や友人たちが、一緒に少しずつ土をかけて植樹しました。感動的な共同作業でした…
そして、私のギターに合わせて、学生たちが、森山直太郎の「さくら」を歌いました。授業で必ず教える歌ですが、この時は、本当にみんなの歌声が心に染みました。歌詞にある通り、いつか桜の花の下で、両国の学生が再会する日が来てほしい…そう強く思いました。
最後に片岡さんは、「今はまだ私たちの繋がりは、この桜のように小さいけれど、大きくなっていつか花を咲かせるよう頑張りましょう!」と仰いました。途中で、また片岡さんは涙を流されました。ずっと頑張ってきた彼の一つの夢が叶った瞬間ですからね…私も、彼と抱き合って思わず少し泣いてしまいました。
感動的で素晴らしい植樹式でした。片岡さん、本当にありがとうございます!協力してくれた香川大学の学生たちも、本当にありがとう!両国の友好のシンボルである桜がきれいな花を咲かせるよう、これから大切に見守っていきたいと思います。
「さくら」を合唱する学生たち。自分が教えた歌が、まさかこんなピッタリな場面で歌われることになるとは…教師冥利につきます!
香川大学の学生たちが用意してくれた立て札。何と、全て手書き! 「桜 ”ソメイヨシノ” 両国の友好の証として香川大学から寄贈」と書かれています。
今回桜を届けるために、遠路はるばる来てくれた学生たち。本当に頑張ってくれました。どうもありがとう!
最後に、みんなで記念撮影!寒さなんて何のその、誰もがいい笑顔をしています。素晴らしい植樹式でした。そして、記念すべき瞬間でした。
- [2012/12/20 04:15]
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