アルメニア語 

アルメニアの公用語はアルメニア語。旧ソ連だったので、今もロシア語が通用しますが、人々が普段使う言葉はアルメニア語です。学校教育も全てアルメニア語で行っていて、公式の場でもアルメニア語を使っています。聖書もアルメニア語で書かれています。

アルメニア語の歴史は古く、5世紀初めにはメスロプ・マシュトツという聖人がアルメニア文字を作ったと言われています。39個の文字から成っていて、ラテン文字やキリル文字とは全く違います。大文字・小文字がありますが、数は日本語の文字より少ないので、覚えるのにそれほど時間はかかりません。しかし発音は、日本語にも英語にもない「gh」「kh」「tj」などの難しい音があります。

今は、文字は読めるようになりました。私は日本語教師ですが、今回全く異なるアルメニア文字を勉強したことで、学生の気持ちが少し理解できたように思います。それは、「大変だけど、読めるようになると楽しい!」という気持ち。漢字もある日本語は、もっと難しいですからね。

しかし読めたとしても、アルメニア語の文法も語彙も分からないので、意味はさっぱり。簡単な挨拶を覚えた程度で、会話など全く成立しません。まずは幅広く通じるロシア語(これもすごく難しい…)を勉強して、それから少しずつアルメニア語を学ぼうと思っています。

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アルメニア語の書物が保存されているマテナダラン古文書館。歴史的価値のある古文書が約30万も保存されている、世界有数の古文書館です。アルメニア文字を作ったメスロプ・マシュトツ像と、アルメニア文字。

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国文字創設者マシュトツの名を冠した通りもあります。上はアルメニア文字。

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