ハチュカルの森 

毎日、暑いです。日中は35℃ぐらいになっているそうで、そりゃ暑いはずですよね。けっこう髪が伸びて、それも暑さの原因だったので、昨日バッサリ切りました。これで少しは涼しくなるかな…

さて、先日の「ほっと@アジア」、ご覧になって頂けましたか?ハチュカルについてお話させて頂きました。アルメニア正教独特の十字架石碑で、ハチュは十字架、カルは石を意味します。

少し前の記事で、アルメニアで最も美しいと言われるゴシャ修道院のハチュカルをご紹介しましたが(こちら)、テレビではノラトゥス村にある墓地も登場したと思います。そこには、先週の日曜に行ってきました。

800以上のハチュカルが立ち並び、「ハチュカルの森」とも呼ばれています。番組でちょうどハチュカルについて話す予定だったので、絶好のタイミングで訪れることができました。そうでなくとも、十分行く価値のある場所です。

ノラトゥス村は、セヴァン湖の近くにある小さな村です。その村の奥に、目的の墓地があります。「たくさんハチュカルがある場所」と聞いてはいましたが、実際に見たとき、その不思議な光景に「オ-…」と一瞬圧倒されました。

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同じ方向を向いて立つハチュカル群。イースター島のモアイみたい…この光景はすごかったです。

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ここには800以上のハチュカルがあるそうですが、一つとして同じものがありません。

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キリストの姿が彫られているものや、頭の部分がアララト山の形をしたものも…

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墓石に結婚式の様子が彫られています。パーティーの様子が描かれていますね。足元にも、人型が彫られた石が(埋葬された人?)…墓地なのでちょっと不謹慎ですが、見て周っていて飽きない所です。

ここには、9世紀から17世紀までのハチュカルがあるそうです。そして、「昔、外敵が攻めてきた時、人々はハチュカルに服を着せて兵士に見せかけて、それを見た敵軍がたくさんの兵士がいると思い込み逃げ出した」という話もあります。ハチュカルが村を守ったんですね。

とにかく、これだけのハチュカルが立ち並ぶ光景は圧巻です。是非とも訪れてみてください!

コメント

来週からアルメニアにお邪魔します

6月のアルメニアの天候の情報把握になるかと思い、去年の6月のページを覗いてみました。

記事から拝察すると6月でもなめてはいけないようですねー。 日焼け止めに、ノースリーブと短パンで行くべきのような気がしてきました。

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