舞台「キコスの死」 

6月ですね。一昨日は国際子供の日で、いろいろなイベントがあったようです。しかし、暑い!日中は35度ぐらいあると思います。冬があんなに寒いのに、アルメニアは夏すごく暑いんです。まあ、その分ビールが美味しいです。

さて、先月モスクワから日本大使がアルメニアを訪問されました。アルメニアには日本大使館がないので、モスクワの日本大使館が管轄しています。昨年秋にも、大使はアルメニアを訪問されて、私の大学の授業をご覧になりました。

来週、アルメニアのサルキシャン大統領が訪日するので(こちら)、今回はそのための打ち合わせなどが目的でいらしたようです。実際に、大使と大統領との会談がニュースで放送されていました。

ご訪問中、大使はNGO・ひかりセンターの子供たちが作った紙細工と、アルメニアの昔話の舞台をご覧になりました。有名なアルメニア人作家トゥマニャンが書いた、「キコスの死」という寓話。アルメニア人なら誰でも知っているお話だそうです。

で、舞台は日本語でするので、事前に日本語訳された台本を私がチェックすることになりました。日本語堪能な友人・ルザンさんが翻訳したので、間違いなどはほとんどなかったのですが、話の意味がほとんど分からなくて困りました。大筋は…

川に水汲みに来た娘が、「私は結婚して、キコスという男の子を生んだけど、その子は木から落ちて死んでしまった!」と急に妄想して、泣き出してしまいます。様子を見に来た姉妹や母親までもが、娘の話を聞いて、「あぁ、キコスが死んでしまったあ!」と一緒に泣き叫ぶ始末。最後に現れた父親も、「いくら泣いてもキコスは戻ってこない。葬式をして弔おう!」と言って、皆で葬式をします。

これ、セリフだけで読むと、「な、何やこれ?」と意味不明。それで妻に聞いたら、「これはそういうお話。息子が死んだという想像で、周りがみんな一緒になって大騒ぎするという笑い話」とのこと。ヘッ、笑い話なの?これ…みんな気が狂っているようで怖いけど…

まあ、実際にそういう話なら仕方ないと舞台を見ることになりました。

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子供たちから挨拶。浴衣姿が可愛いらしい。そして、原田大使からのご挨拶。後ろにあるのは、子供たちが作った紙細工。

さあ、一体どうなるのかと思った舞台ですが、かなり笑えました。さすがプロの俳優たち、短い練習時間にも関わらず、上手に日本語でセリフを話し、コミカルな演技で観客を笑わせていました。かなりシュールだったけど、とても楽しい舞台でした。

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俳優たちのコミカルな表情や動きだけでも十分笑えました。プロってすごい!

お知らせがあります。今週木曜に、NHK・BS1「ほっと@アジア」に出演する予定ですので、どうぞご覧下さい。

6月7日(木) 午後5時~5時49分
NHK・BS1 「ほっと@アジア」

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