ガルニ神殿 

今週から、かなり暑くなりました。今年は本当に春が短かったですね。大学の中間テストも終わってホッとしているところです。相変わらずカンニングはひどいものですが…

さて、ゲハルト修道院の後、アルメニアに本を送る会の方々と、ガルニ神殿を訪れました。ここはエレバンからゲハルト修道院へ向かう道の途中にあるので、いつもこの二つをまとめて観光します。

ガルニ神殿は、紀元1世紀にアルメニア王ミトリダテス1世によって建てられたそうです。当時のアルメニアは、ローマの間接支配を受けていたので、神殿はヘレニズムの影響を強く受けています。また、この神殿は、アルメニアに残された唯一の異教のものなのです。

キリスト教を受け入れる前のアルメニアは多神教で、ガルニは太陽神ミトラを祀ったものでした。そんな歴史的に貴重な建築物ですが、17世紀に大地震で崩壊しました。現在ある神殿は、その後再建されたものです。

私が初めて訪れたのは2000年。その年に世界遺産に登録されたそうですが、当時アルメニア自体が観光地として知られていなかったので、だーれもいませんでしたね。12年ぶりのガルニ神殿には、アルメニア人や外国人の観光客がたくさん訪れていました。

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ギリシャのパルテノン神殿を小さくしたような建築物。ギリシャ・ローマ文明の影響をみてとれます。

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神殿は見晴らしのいい山の上に建っています。神殿近くには、ローマ浴場の遺跡があり、床のモザイク画が残っています。

行き方:エレバンのマシブという地域にあるバス停から、定期バスが出ています。エレバンから50分ぐらい。

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