テアルンタラチ
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アルメニアでは、2月13日は「テアルンタラチ」という古くから伝わる祭りの日でした。キリスト教が普及する前は、火を崇める信仰があり、その名残だそうです。
春の訪れや繁栄などを祝うものだそうで、その日、新婚夫婦が火の上を飛ぶという習慣があります。私たちも新婚なので、今年はその儀式をすることになりました。
飛ぶのは、ただの火ではありません。教会から貰ってきた聖なる火です。その火を家まで運ぶのは男性の役目。ということで、教会へ行ってきました。結婚式を挙げた、妻の実家近くの教会です。
しかし、妻の祖母の情報では、5時に火が灯されると聞いていたんですが、実際は6時!仕方ないので、6時まで教会で待つことに…まあ、結婚式があったりしたので、あまり退屈はしませんでした。
6時近く、民族衣装を着た女の子たちが現れ、神父と祈りを捧げました。外でも、薪が組まれ、大音量で音楽が鳴らされています。もうすぐ始まるようです!
いよいよ点火!神父と区長さんが、教会の火で点火します。その後、灯油を掛けるので、あっという間に勢いよく燃え上がります。
火の周りはすごい人だかり。そして、音楽に合わせて、人々が輪になって踊ります。
みんな、その焚き火で、ろうそくに火をつけます。私もつけましたが、もう熱くて熱くて…顔が火傷しそうでした。
ペットボトルを風除けにして、家まで火を運びます。すごく寒かったので、私たちはこの後帰りましたが、まだまだ踊りや歌が続きそうな雰囲気でした。
教会から運んだ火で、妻の実家の庭に焚き火をつけます。妻の家族や仲人夫婦、友人たちと輪になって、火の周りを7回まわります。そして、妻と一緒に火の上をジャンプ!これも7回飛びます。火は怖くないんですが、着地時に雪で滑りそうで怖い…
この後は、みんなで夕食を食べて祝いました。本当に面白い習慣です。このテアルンタラチの後は暖かくなると言われていて、去年は実際そうだったんですが、今年は今日も雪…春の訪れはまだ遠いようです。
- [2012/02/16 18:06]
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