ステパナケルト
昨日、ナゴルノ・カラバフ共和国から帰りました。2泊3日の旅で、首都ステパナケルトとシューシという町に行ってきました。朝9時半にバスでエレバンを出て、途中30分ほどの昼食休憩を取り、午後2時にナルゴノ・カラバフ国境に到着。アルメニア人はパスポートもビザも不要なので、私だけパスポートチェック。事前にビザは取っているので、5分ほどで終わりました。その後また2時間ほど走り、4時頃にステパナケルトに到着。
首都のステパナケルトは、普通の町でした。メインストリートには、店が建ち並び、タクシーやミニバスもけっこう走っています。20年前に激しい戦争があったとは思えないほとです。人々は親切で、安食堂を探していると、タクシーの運転手がタダで送ってくれたりもしました。
アルメニア同様に治安も良く、夜暗くなってから町歩きしていても、危険な雰囲気は全くありません。 珍しがって、若者が「ハロー」とか「ジャッキー・チェン」とか言ってくるぐらいです。
独自の通貨はないので、アルメニア・ドラムを使います。売っているものも、物価もほぼ同じ。ステパナケルトは、ただのアルメニアの一都市という印象でしたが、政府の建物には、ちゃんとナゴルノ・カラバフ国旗が立てられているので、それを見る度に、一応は別国家なんだと感じました。
左は、大統領府。事実上アルメニアの領土ですが、独自の国旗も、国歌も、憲法もあり、大統領もいます。右は、そのナゴルノ・カラバフ国旗(中央)。右のアルメニア国旗とほとんど同じです。
左は、ステパナケルト郊外にある「我らの山」という記念碑。老いた男女の姿で、ナゴルノ・カラバフのアルメニア人を象徴しているそうです。右は、 歴史博物館。無料の上に、英語の上手なガイドが説明してくれます。やはり、アルメニア側から見た歴史でしたが…
ステパナケルトのケバブ屋。肉屋とケバブ屋が並ぶ通りがあって、そこでよく食べました。焼いたケバブを、ラバッシュという薄いパンで、野菜と一緒に巻いて食べます。アルメニアのファースト・フード。右は、立派な水飲み場。天然の湧き水で、冷たくて美味しい。
- [2009/07/25 19:23]
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