3年目に入りました 

今日7月1日からアルメニア滞在が3年目に入ります。ちょうど2年前、日本語を教えて図書館を作るという目標を持って、アルメニアの地を踏みしめたのです。ここ数日40℃を越える暑さですが、2年前もすごく暑かったのを覚えています。

それから2年、振り返ると本当にいろいろなことがありました。大変なことも多かったですが、自分の夢に向かって着実に前進してこれたように思います。それはいつも多くの人たちに助けられてきたからで、心から感謝しています。

図書館改め日本文化センターですが、やっと5月にオープンでき、先月は料理教室も開催できました。最近は日本人バックパッカーにも情報が伝わって、ふらりと訪れてくれる人がいます。ちょうどアルメニア人の利用者がいる時には、小さな交流が生まれています。

私がバックパッカーの時、アルメニアには日本の情報に触れられる場所がほとんどありませんでした。自分がきっかけとなり、そんな場所ができたことを嬉しく思います。文化センターを通して、両国人の交流がもっと増えたら素晴らしいですね。

また私自身も、アルメニア人と結婚することが決まり、一生アルメニアとお付き合いしていくことになりました。2週間後に彼女と一時帰国する予定です。結婚式は秋に行うつもりですが、アルメニアで式を挙げるにはアルメニア正教徒である必要があります。実は、先月ここで洗礼を受けました。それについては、また後日詳しく書きたいと思います。

やはりアルメニアに来る前は不安も大きかったです。30半ばの私にとって、「月給50$で貯金を切り崩す厳しい生活。その後の保証は何もない…」というのは簡単に割り切れるものではありません。しかし、今はアルメニアに来て本当に良かったと思います。経済的に苦しいのは変わりませんが、充実した日々を過ごせています。

人生の分岐点に立った時、最初の一歩を踏み出すのは誰にとっても怖いものです。まして選んだ道が、誰もいなかったり、先が見えなかったり、危険が伴ったりするなら余計そうです。しかし、自分の心が「行け!」と導くのなら、その声を信じて歩んでいくべきだと思います。

大体において、心の声が言うことは理不尽です。でも、結局それが正しい答えだったと感じることが多いです。私も、周りに何を言われようと、最後は自分の心の声を信じて生きてきました。そして、それで良かったと思えています。世界中を旅して今アルメニアにいるのも、心の声が自分を導いたのでしょう。

まだまだここで自分ができること、やるべきことがあります。これからも、自分の心の声を信じて、周りに感謝しながら頑張っていきたいと思います。これからもどうぞ宜しくお願いします。

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洗礼式の1コマ。これから歩む道も、神のご加護がありますように!

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