あの出会いが全ての始まり
- 友の会
- | トラックバック(0)
- | コメント(0)
今日5月9日は、対独戦勝記念日でお休み。当時アルメニアは、ソ連軍としてドイツと戦ったんです。テレビでも、戦争の映画やドキュメンタリーをやっていますね。
先週は図書館の開設セレモニーやテレビ出演など、いろいろと忙しくて疲れました。この連休は本当にありがたいです。図書館を実際に稼動させるために、今週も少し忙しくなりそうなので、しっかり休んでおこうと思います。
やっと開設できたのでホッとした部分もありますが、今後のことを考えると不安ですね…図書館だけでは無収入なので、運営・維持ができません。なるべく早く日本語や折り紙の教室を開きたいですし、そのためには宣伝もしないといけません。
日本大使館などがあれば、何か支援や協力を得られるかもしれませんが、ここには何もないですから…私は自分が生活するのに精一杯ですし、「アルメニアに本を送る会」も資金に余裕はありません。でもそんな場所だからこそ、私は日本語を教えに、そして文化センターを作りに来たわけです。
11年前の学生との出会い…それが全ての始まりでした。ろくな仕事もなく、断水や停電が当たり前の不便で苦しい生活。大使館もなく日本人もおらず、日本語を使う機会もない環境。そんな中、限られた教材をコピーして、辞書を片手に学生は一生懸命勉強していました。
彼らのひたむきな姿に胸を打たれると同時に、大切なことを教えられた気がしました。それは、どんなに大変でも自分が信じる道や夢に打ち込むことの素晴らしさ。何かに打ち込んでいる人の目は輝いていて、その姿は周りを感動させます。
「アルメニアに日本語図書館を作ろう」。元々は自分一人で何とかやるつもりでした(今思えば、できるわけないんですが…)。アルメニアがどこにあるかも分からない人が多いので、そんな夢に共感してくれる人はいないと思ったんです。しかし次第に協力の輪が広がり、立派な文化センターを作ることができました。
アルメニアの学生が私を突き動かしたように、私も周りをいつの間にか突き動かしていたんですね。そう思うと、11年前に出会った学生たちに感謝です。私に大切なことを教えてくれて、夢を実現する力を与えてくれたんですから…
日本文化センター開設に漕ぎ着け、アルメニアの学生に少し恩返しできたかもしれません。そして、私の思いに共感してくださった方々の恩に少し報いることができたかもしれません。本当に有難うございました。これからも大変ですが、自分の思いや夢を信じて頑張りたいと思います。今後とも応援どうぞ宜しくお願い致します。
文化センターとして、日本語や折り紙、書道や料理の教室、七夕など季節のイベントも行う予定です。役に立ちそうなものがございましたら、是非とも寄贈をお願い致します。また、運営のためのご寄付も宜しくお願い致します。詳しくは、下記のHPをご覧ください(クリックすると開きます)。
アルメニアに本を送る会
- [2011/05/09 13:56]
- 友の会 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://armeniajapan.blog54.fc2.com/tb.php/247-a19f875e
- | HOME |
コメントの投稿