チャリティーコンサートの報告 

成功裏に終わった4月10日のチャリティーコンサートですが、学生や友人から写真や動画をもらったのでご紹介したいと思います。

コンサート開始は夜7時からで、私含め出演者は5時から準備を始めました。その日は朝からずっと雨で、どれだけの人が来るか不安でした。チャリティーですから、なるべく多くの人が来てくれないと困ります。学生たちも、この日のために頑張って練習しましたからね。

準備でバタバタしながらも、客の入りを気にしていたんですが、開始時間が近づくと次々とお客さんが…正直これには驚きました。宣伝する時間がなかったので、ホールの半分でも埋まればいい方かなと思っていましたから…とにかく良かった!

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客席には「がんばれ日本」の文字が…嬉しいですね。最後には、会場はほぼ満席になりました。

7時過ぎにコンサート開始。始めに私が作ったスライドショーを上映しました。次々映し出される今回の震災の映像や写真を、観客は静かに見入っていました。自分が作ったのに、その悲惨さに私も見ていて泣きそうになりました。

その後、主催した友人がアルメニア語と日本語で挨拶したのですが、「日本は今までアルメニアにいろいろと援助してくれた。今回は少しでもお返しをしたい。私たちは、いつも日本の人たちと共にいます」という言葉を聞いた瞬間、思わず涙が出てきました。

コンサートの前半はクラシック音楽で、主に子供たちが演奏してくれました。とても上手だったそうですが、私はほとんど見られませんでした…前半が終わり10分の休憩を挟んで、いよいよ後半の開始。日本とアルメニアの歌や踊りです。

私の学生も、日本舞踊や日本の歌に挑戦し、アルメニア・ダンスも披露してくれました。他に折り紙教室の子供たち、日本語を学ぶ他大学の学生たちも、歌や踊りで参加してくれました。かなり盛りだくさんの内容で、コンサートは2時間以上続きました。

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お客は少し疲れたかもしれませんが、最後に舞台に上がった私たちに温かい拍手を送ってくれました。本番中もずっとバタバタしていて、終わった時は嬉しさよりも、安堵感でフゥゥ…と力が一気に抜けました。しかし、後片付けやテレビのインタビューで休む間がありません。

そんな中、学生たちは嬉しそうにお互い記念撮影をしていました。その達成感に満ちた笑顔を見ていると、いろいろ大変でしたが、コンサートをやって良かったと思います。幸い多くの人が見に来てくれて、約700ドルの義援金が集まりました。これは必ず日本へ送ります。

被災地の復興に掛かる膨大な時間とお金を考えると、今回私たちがしたことは本当に微々たるものです。しかし、いまだ日本大使館もないアルメニアの人々が、日本のためにと頑張ってくれました。友人の言葉どおり、「日本の人々と共にいる」という応援の気持ちが少しでも伝わってほしいと願います。

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ホールの外に設置した募金箱にも寄付がけっこう入っていました(左)。本当にありがたい限りです。今回頑張ってくれた学生と一緒に(右)。彼らにも心から感謝しています。みんなお疲れ様でした! 

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