弁論大会の結果 

先週土曜日にモスクワで行われた日本語弁論大会の結果ですが…マリアムさんは7位。上位入賞は6位までなので、あと一歩でした。くぅぅ、悔しい!そこまで行ったなら入賞してほしかったと思わず欲が出てしまいました。

でも、マリアムさん本人は結果に大満足でした。確かに20人もの強豪居並ぶ中でこの結果は素晴らしい!しかも、くじ引きの結果、彼女が一番最初にスピーチしたそうです。かなり緊張したはずですが、全力出し切ってよく頑張ったと思います。

毎年行われるこの弁論大会の出場者の半数以上はロシアから。モスクワは当然として、カムチャッカやウラジオストックなどの様々な地域の学生たちです。ロシアは東欧で最も日本語教育が盛んな国ですから、レベルも相当高いはず。

それを証明するかのように、今年は優勝者含め上位入賞者がロシアの学生で占められたそうです。そんな大会ですから、マリアムさんの7位という結果はやはりすごいと思います。きっと彼女にとっても大きな自信に繋がったでしょう。

原稿作成やスピーチ練習にずっと付き添ってきた私も嬉しいです。特に、あのスピーチの内容でよい結果を出せたのは嬉しかったですね。というのも、一部オスマントルコによるアルメニア人虐殺に触れているからです。最初に彼女が書いてきた原稿は全くメッセージ性がなく、いろいろアドバイスをして一から書き直させました。

3回目に提出してきたものを、私が修正したり推敲を重ねたのですが、虐殺の部分を残すかどうか最後まで悩みました。政治的にきわどい内容は、審査員に敬遠されるかもしれないと不安だったのです。しかし、それを省くと大切なメッセージが伝わらないと判断し、敢えてそのままにしました。

学生が日本語で自分の考えを発表するのが弁論大会の趣旨。やはり、学生が伝えたいことを話させるべきです。大会の主役は学生であって、教師はあくまでサポート役。勝つことに執着して、必要以上に手を加えるのは本末顛倒のような気がします。結果的に、その判断が正しかったようで安心しました。

悔やまれるのは、スピーチ練習があまりできなかったこと…原稿を完成させてすぐ彼女に私のスピーチ音源を送り、それを聞いて自分で練習してもらいましたが、実際に会って練習したのは3回ぐらい。立場上もう彼女の先生ではないとはいえ、やはり練習不足でした。

とにかく、マリアムさんお疲れ様。これからも勉強を頑張ってください!では、彼女のスピーチ「愛か憎しみか」を、どうぞお聞きください。


合気道を通して、「本当の平和をもたらすのは憎しみではなく愛」ということを学んだマリアムさん。アルメニアは周辺諸国といまだ険悪な関係にあります。最近日本も中国と揉めてましたね…多くの人々にとって大切なメッセージです。

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