エレバン建都2792周年
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10月10日の日曜日は、エレバンの建都を祝うお祭りでした。エレバンの基礎となるエレブニ要塞が作られた時代から数えて、今年で何と2792年!さすが世界最古の都市の一つ。そういえば、同じようなことを去年の記事にも書きました(こちら)。
アルメニアでさえあまり知られていないんですから、首都エレバンの建都を祝う日なんて有名なわけありません。でも、この日は一年で最も賑やかで華やかなお祭りのように思います。今年もカメラ片手に外に出て、お祭りを見てきました。
この日は、街中にアルメニア国旗とエレバンの旗が掲げられ、人々も旗を持って練り歩きます。共和国広場にはステージが作られ、夜に大きなコンサートが行われます。
目抜き通りでは、様々なアルメニア文化が実演で紹介されていました。左は伝統的なパン作り。民族衣装を着た子供たちが可愛いですね。右は絨毯作り。ベテランっぽいお婆さんが少しずつ編んでいます。
他には、木彫りの工芸品や粘土細工なども紹介されていました。去年はこの通りで絵が展示されていただけなんですが、今年の催し物は凝った趣向で面白かったです。
オペラ劇場前の広場では、クラシックカーが展示されていました。古いソビエト車は普段もよく走っていますが、展示されていたのは価値がありそうなものばかり。途中、ものすごい改造バイクに乗ったおじさんが登場しました(右)。
この日は、街の至る所で音楽と舞踊が行われます。民族衣装を着た子供や若者が、輪になって踊っています。
あるステージでの踊り。子供や若者が一生懸命に踊っています。プロではないですが、アルメニア人が自分たちの伝統を大切にしているのがよく伝わります。
様々な伝統舞踊を見ることができました。左の男の子たちの踊りは、かなりアクロバティックで見応えがありました。ステージの傍でも、おしゃれした女の子たちが踊っていました(右)。
この日は、中心の大通りが全て歩行者天国になります。夜には、イルミネーションで飾られてきれいです。広場にある歴史博物館も、緑や赤、ピンクなどにライトアップされて幻想的でした。
夜には広場でコンサートがあり、大勢の人でごった返しました。ステージでは歌や踊りなどが次々に行われ、花火もたくさん打ち上げられました。大きなスクリーンにも、2792とあります(右)。集まった人々も、とても盛り上がっていました。
友人と踊りを見ていたら、TVのインタビューを受けて、「東京にも、こんなお祭りがありますか?」と聞かれました。考えてみたら、東京にはないですよね。でも、あの大都会でこんなお祭り無理でしょう…エレバンぐらいの規模だからできる訳で、こじんまりした首都というのもいいもんです。
季節の変わり目で最近不安定な天気も、この日はけっこう晴れていました。お陰で、年に一度のお祭りを今年も十分楽しむことができました。
- [2010/10/13 08:04]
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