ハグパットの友人 

先週末、グルジア国境に近いハグパットという村へ行ってきました。久しぶりに友人に会って、3日ほど彼の家に滞在しました。その友人家族との出会いは10年前に遡ります。

10年前グルジアから入国した私は、エレバンへ向かう途中ハグパットに立ち寄りました。とても小さな村ですが、世界遺産にも登録されている修道院があり、それを見てみたかったからです。

ハグパットは山の上にありますが、私が麓に着いたのはバスのない夕方…仕方なく重いバックパックを背負って山道を登りました。やっと村に辿り着いた時はフラフラで、そんな私を見かけた少女が「家で休んでいったら?」と声を掛けてくれました。

お言葉に甘えて、家でコーヒーをご馳走になっていると、「今日はおじさんの家に泊まったら?」と言われました。もうエレバンに向かうのは無理なので、その親切にも甘えさせてもらうことにしました。その少女のおじさんが、今回会いに行った友人です。

村に日本人が滞在するなんて初めてのことらしく、その夜は家族や親戚、近所の人まで集まってパーティーが開かれました。アルメニア入国初日で言葉も何も分かりませんでしたが、彼らの温かいもてなしは本当に嬉しかったです。翌日は村の学校に招待されて、日本語の挨拶や折り紙を教えたりもしました。フラッと立ち寄った村で、ちょっとした有名人のような扱いでした。

でも嬉しいことに、今でも村人は当時のことをよく覚えていて、私を見かけると笑顔で「あの時の日本人だね!」と言ってくれます。私の名前を覚えている人もいるし、「コンニチワ!」と日本語で挨拶してくれたりもします。10年前に私という日本人が滞在したのは、印象的な出来事だったようです。

友人には、当時10歳ぐらいの子供が2人いました。今、娘さんは結婚して子供もいます。息子さんは最近兵役を終えて帰郷しました。2人とも立派な大人に成長して、けっこう英語も話せます。私と出会ってから、もっと外国人と話がしたい!と英語の勉強を頑張ったんだそうです。彼らにとっても、大きな出来事だったんですね。

私にとっても、本当に素晴らしい思い出です。だから、今もこうして度々ハグパットを訪れるのです。友人家族と再会し、昔と変わらない村にいると、当時のことが懐かしく思い出されます。 あの時の出会いも、私がアルメニアに住むことになった一つのきっかけかもしれません…

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友人の家で催されたパーティー(左)。言葉も分からず、ひたすらお酒を振舞われて、最後は寝てしまいましたが、楽しい一時でした。訪問した学校の生徒たちと(右)。突然の日本人の訪問に、学生たちは驚きつつも喜んでくれました。

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