詩人チャレンツ 

久々にアルメニアの話題です。先月中旬、知人があるイベントに招待してくれました。詩人イェギシェ・チャレンツの博物館で行われたイベントです。チャレンツは、アルメニアの1000ドラム紙幣にも描かれている国民的大詩人で、エレバンには彼の名を冠した通りもあります。

そのチャレンツですが、日本文化に造詣が深く、何とアルメニア語で俳句や短歌まで作っていたのだそうです。彼がそんなに日本に関心があったなんて全く知りませんでした。アルメニアの友人たちも、「それは聞いたことがなかった」と言っています。

イベントでは、チャレンツの俳句や短歌が朗読されて、彼が収集した日本や中国の品々が展示されました。他にも、子供たちの劇やオペラ歌手の歌までありました。俳句はアルメニア語なので意味は分かりませんでしたが、確かに五・七・五のリズムがあるように感じました。展示品の中には、扇子や浮世絵以外に、そろばんなどもあって驚きました。

チャレンツは、詩作の他に、世界の文学作品をアルメニア語で紹介したり、政治活動なども積極的に行っていました。しかし、その政治活動が原因で投獄され、獄中でハンガーストライキを強行して40歳で亡くなりました。詩人とは思えない激烈な人生…

なぜチャレンツが日本に強い関心を持つようになったかは分かりませんが、私の周りにも、「小さい頃から日本文化が好きだった」とか「とにかく日本に興味がある」と言うアルメニア人たちがいます。嬉しさと同時に、「なぜ?」と少し不思議な感じがしますが、チャレンツもそんな人間だったのかもしれません。

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左はチャレンツ像。彼の顔は1000ドラム紙幣に印刷されています。扇子や浮世絵以外に、そろばんまで収集していたんですね(右)。

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