いろはセンターのお正月イベント 

予報どおり、気温が一気に下がって、昨日からずっと雪が降っています。かなり積もって、外はすっかり銀世界に変わりました。寒いけど、美しい冬景色です。飼い猫も、雪を不思議がりながら遊んでいました。しかし、地方では降雪のために通行不能になっている道もあるようです。

16年前に私が日本語を教えていたフィリピン・ミンダナオ島のダバオ地域で、豪雨による洪水や地滑りなどが発生し、深刻な被害が出ているようです。幸い私の友人や知人は無事ですが、年明け早々に多くの人が被災して、苦しい状況に置かれています。少しでも多くの命が助かり、一刻も早く復旧するよう祈っています。

櫻井よしこ氏がSNSに投稿した、「あなたは祖国のために戦えますか。多くの若者がNOと答えるのが日本。安全保障を教えてこなかったからだ」という発言に賛否両論が起こっているようです。普段から中国や北朝鮮の脅威を声高に訴える櫻井氏なりの、国民の愛国心や危機意識の低さに対する提言だったのでしょう。

もしアルメニア人に同じ質問をしたら、多くの人はYESと即答すると思います。実際に3年半前の戦争では、徴兵経験のある男性たちが次々に志願して戦場に向かいました。年配の人たちも、母国のためにと志願しました。戦死した妻の親友も、奥さんと3人の幼い子供がいながらも、戦争が起こるとすぐに志願しました。

常に周辺の大国による干渉や支配を受け、虐殺などの過酷な歴史を持ち、自分たちの国を持つこと、そしてそれを守ることがどれだけ大変か知っている民族です。また、ソ連から独立後もアゼルバイジャンと領土を巡って対立し、いつ戦争が起こってもおかしくない状況が続きました。前線では頻繁に衝突があり、毎週のように若い徴兵軍人が亡くなっていました。

そんな国情ですから、祖国のために戦うのは当然という意識が強いです。その愛国心と勇敢さには敬意の念を抱きますが、愛する母国を守るというのは、戦場に行って戦うことだけではありません。できる限り戦争を回避して、平和を築く努力をすること。そのために、憎悪や不信の連鎖を断ち、現実的な交渉を通じて歩み寄ろうとすることがもっと大切ではないでしょうか…

櫻井氏が指摘するように、日本はアルメニアとは違って、いわゆる平和ボケという状態かもしれません。しかし、3年半前に実際に戦争を経験して、それがどれだけ素晴らしいことか痛感しました。戦争なんて起こらない、自分が戦争に行ったり、死んだりすることはないと信じて、普通に未来のことを考えられる環境…それは何にも代えがたい幸せです。

歴史や地理条件が異なるアルメニアが、日本のように平和を謳歌できる状況になるのは難しいかもしれませんが、その日本の平和も、悲惨な戦争の経験の上に成り立っています。アルメニアも、二度と戦争が起こらない平和な社会になってほしいと思います。そして、祖国のために戦えるか?と聞かれた若者が、「それよりも、交渉や対話によって平和を築くべきだ」と答えるような未来になってほしいと思います。

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降り続く雪で、エレバンも銀世界に変わりました

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飼い猫が雪を不思議がっていました

さて、日曜はいろはセンターでお正月イベントが行われたので、私も行ってきました。妻は大学院の試験期間中のため勉強で忙しいし、過去にイベントに参加したことのある息子たちは関心がないので、私だけ参加してきました。

行ってみると、すでに多くの学生たちが集まっていました。私は昨年9月から教えていないので、ルザン会長をはじめセンターの関係者と会うのは昨年末以来。なので、もう1月下旬ですが、「明けましておめでとうございます」とお互いに挨拶しました。

みんなお雑煮や大福の下ごしらえで忙しそうでした。ここで日本のもち米は手に入らないので、タイのもち米を使っていましが、すでに炊き上がったものを見ると、かなり粘り気があって全く問題なさそうでした。下ごしらえがほぼ終わったところで、イベントが始まりました。

まず、日本のお正月の説明があって、それから簡単なクイズがありました。そして、メインイベントの餅つき!南江副会長がつき方を見せてから、次々と学生たちが挑戦しました。簡単そうに見えても、初めての子は、力が入らなかったり、臼を叩いてしまったりして苦労することが多いです。それでも、みんな楽しそうについていました。私もちょっとつきました。

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日本のお正月に関する説明やクイズでイベントがスタート

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学生たちがも餅つきに挑戦!

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みんな楽しそうについていました

できたお餅はちぎって丸めて、お雑煮にしたり、きな粉をまぶしたり、あんこや果物を入れて大福にしたりしました。どれもとても美味しかったです。学生たちも美味しそうに食べていて、特にお雑煮はおかわりする子もけっこういて、お汁がきれいになくなってしまいました。

それから、学生たちは福笑いをしたり、二人羽織に挑戦したりしました。二人羽織は、見ている子たちが大笑いして盛り上がっていました。お餅をついて食べて、楽しくゲームして、満足そうに学生たちは帰っていきました。

無事にイベントが終わってから、センターのみんなと残ったお雑煮や大福を食べながら打ち上げをしました。いつものように準備は大変だったと思いますが、お陰で学生たちも、そして私も楽しい時間を過ごせました。どうもありがとうございました!

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ついたお餅はちぎって丸めて、お雑煮や大福にします

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お雑煮も大福も美味しかった!

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二人羽織のゲームで盛り上がりました

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