ウクライナからの訪問者

先日まで、ウクライナの友人夫婦がアルメニアに遊びに来ていました。コーカサス地方を旅行中の彼らは、アルメニアに３日滞在しました。たったの３日間でしたが、４年振りの再会は本当に嬉しかったです。滞在中は私のアパートに泊まってもらい、毎晩いろいろ語り合いました。

４年前に知り合った時、私は彼氏のアパートに１ヶ月近くも泊まらせてもらい、キエフで素晴らしい時間を過ごしました（こちら）。当時まだ恋人同士だった二人は、３年前に結婚して今は同居しています。その後、彼氏は１年間アメリカに留学することになり、彼女もすぐアメリカへ向かって一緒に滞在しました。

しかし、彼らはアメリカが好きになれなかったようです。物質的で人間関係が希薄な社会と感じたらしく、「ウクライナに戻ったときは本当に嬉しかった」と口を揃えて言います。とはいえ、旅行好きの彼らは、アメリカ国内やメキシコなどを旅して見聞を広めてきました。そういえばメキシコから、「ここは最高！アメリカに戻りたくないよ！」とメールしてきたことがありました。

またアリゾナを旅行中には、こんなメールを送ってくれました。「僕らは旅をしている時、いつも君のことを思い出す。君が、いつ、どこで、何をしていても、僕らはいつも君と一緒だ」　それは、悩んだ末にアルメニアへ行くことにしたと書いた私のメールに対する返事でした。当時まだ自分の決断に少し不安を抱いていたので、そのメールは私に勇気を与えてくれました（こちら）。

そんな大切な友人と、ここで再会できるなんて夢にも思いませんでした。４年前たまたま同じ列車に乗っていたウクライナ人カップルとアルメニアで再会する…人との出会いや運命は、本当にからくりに満ちて不思議なものだ思わざるを得ません。

別れ際、二人は「夏休みにウクライナに遊びに来て！」と言って、私を抱きしめました。ウクライナで再会できるかどうか分かりませんが、私たちの繋がりはこれからもずっと続いていくでしょう。


残念ながら、二人が滞在中エレバンはずっと天気が悪かったです。それでも彼らは私との再会を喜び、アルメニアを気に入ってくれました。また彼らと会いたいと思います。