アルメニアとアゼルバイジャンの和平に向けた共同声明 

朝晩もマイナス気温になることはなく、まだ大して寒くはありません。予報によると、今月中旬から気温が下がるようですが、それでも今年は暖冬傾向のようです。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのボーカル、チバユウスケ氏の訃報がありました。享年55歳。早すぎる死に悲しみを禁じ得ません…その荒けずりな音楽とボーカルを初めて聴いたときは、彼が敬愛する Dr. Feelgood を彷彿とさせる骨太なロックに衝撃を受けました。ご冥福を祈ります。

先日レオは、歯の治療の麻酔が効いて感覚がないときに唇を強く噛んでしまいました。けっこう痛いみたいで、昨日は「唇が痛いから学校に行きたくない」と泣くから、通学させませんでした。今朝も少し泣きましたが、なんとかアレンと一緒に学校に行ってくれました。私と妻は、「子供は元気で素直やったらそれでええやん!」というスタンスなので、通学を嫌がっても、あまり叱ったりしません。そのうち自分で「行かなきゃいけない」と思うようになるでしょう。

さて、日本でも報道されているようですが、昨日アルメニアとアゼルバイジャンの両国政府は、和平に向けた共同声明を発表しました。両国が和平に関して具体的な文書を出すのは戦争後初となります。

両国は共同声明で、「和平を達成する歴史的な好機がある」と強調し、「主権と領土一体性の原則の尊重に基づいて、両国の関係改善および平和条約締結に向けた意図を再確認し、その信頼構築のために具体的な措置を講じることで合意に達した」と述べています。

合意した信頼醸成措置として、それぞれが捕虜として拘束していたアゼルバイジャン兵2人とアルメニア兵32人を解放するそうです。この捕虜の問題は、3年前の戦争以降ずっと両国の間に亀裂と不信感を生む大きな原因となっていました。その問題の解決に大きな進展があったのは喜ばしいことです。

また、アルメニアは、アゼルバイジャンの来年のCOP29開催地への立候補を支持すると表明して、自国の立候補を取り下げました。アゼルバイジャンは、東欧グループCOP事務局のメンバーへのアルメニアの立候補を支持すると表明しました。そして、両国は、それぞれの立候補を他の東欧諸国も支持するよう希望しました。

トルコも、この共同声明を歓迎して支持するという声明を出し、平和条約ができるだけ早く締結されることへの希望を表明しました。声明では、「アルメニアとアゼルバイジャンの平和条約締結は、南コーカサスの平和と安定を確立するための最も重要な基盤の一つとなるだろう」と述べられています。

いきなり発表された両政府による共同声明、さらにその内容には一瞬目を疑うほど驚きました。ここ最近は平和条約締結交渉に目立った進展はなく、さらに国境で死傷者を出す両軍の銃撃事件が起こったばかりなので、思いも寄らないニュースでした。もちろん水面下でずっと交渉や協議が重ねられて、今回の合意に至ったことは間違いないでしょう。

3年前の今頃は、戦争直後で誰もが暗く重い気持ちで、両国の関係改善を考えることなどできませんでした。その3年後の今、まさかこんな共同声明を目にすることになるとは…まだ少し信じられない自分がいます。おそらく複雑に感じているアルメニア人も少なくないかもしれませんが、私は一筋の光を見た思いです。

両国の間には、まだまだ解決すべき問題があり、平和条約締結への道のりは長く困難なものかもしれません。一進一退を繰り返し、また悪いニュースが出てくる可能性は十分あります。それでも、この和平に向けた共同声明の意義は大きいと思います。少なくとも、私は平和への希望を改めて持つことができました。

この共同声明の趣旨に基づいて、平和な未来を築くために、両国が対立と争いの過去を乗り越えて歩み寄ってほしいと思います。そして、二度と悲惨な戦争が起こらないよう、平和条約締結をなるべく早く実現してほしいと心から願います。

今日12月8日はジョン・レノンの命日。3年前の戦争中、平和を祈って「イマジン」を時々ピアノを弾いて歌っていましたが、悲惨な現状に胸が塞がれて歌いながらいつも涙が溢れました。しかし、いつかきっと明るい希望を持って歌える日が来ると信じています。

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学校を休んだレオは、妻の服を着てゴロゴロしていました。こういう穏やかな日々も平和があってこそ

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お菓子を唇みたいにしておどけるレオ。明らかに学校に行けるほど元気…

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