再会に満ちたロリ地方旅行 

昨晩は雨が降り始めたと思ったら、途中みぞれになりました。少し経つとまた雨粒になりましたが、11月に雪が降るとは…今日は朝から青空が広がるいい天気です。しかし、けっこう寒くなったので、セントラルヒーティングを付け始めました。

イスラエルとハマスの停戦合意が近づいているという報道がありました。あまりに多くの犠牲が出ているので、本当にそうであってほしいと思います。自衛権を超えた攻撃を続けるイスラエルには、国際社会から批判の声が上がっていますが、国内でもネタニヤフ政権に対する抗議デモが激しさを増しています。

先月ハマスが襲撃したという野外の音楽フェスティバルですが、その時に限ってなぜか警備が薄く、またイスラエル軍が自国民にも見境なく発砲を行ったため、多くの犠牲者が出たという疑惑が出てきています。もしこれが本当であれば、イスラエルが報復として行っているガザへの攻撃は正当性を失います。たとえそうでなくても、彼らが今やっていることは正当化できない戦争犯罪です。

福島日本大使が間もなく任期を終えて帰国されるため、先週金曜の夕方、大使公邸で離任レセプションが開かれ、私と妻も招待を受けて出席してきました。他の在留邦人や日本関係者、また各国大使などが集まり、日本酒や日本のワイン、日本食などが振る舞われました。

福島大使はアルメニア語の歌を披露されて、出席者から大きな拍手喝采が送られていました。7月の出雲市代表団が訪問した際は、ギュムリまで同行してくださるなど、いろいろとお世話になりました。どうもありがとうございました!

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アルメニア語の歌を披露される福島大使

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いろいろとお世話になりました!

さて、週末は北部のロリ地方に1泊2日で旅行してきました。妻がやっと翻訳の仕事を終えたし、向こうに住む養蜂家の知人から頼んでいたハチミツを受け取るのも兼ねて、久しぶりに家族で泊まりがけの旅行に行こうと思ったのです。それに本格的に寒くなってからだと、遠出するのが億劫になりますからね。

その養蜂家の知人は、下にミツバチの巣箱が置かれたベッドでその羽の振動を感じながら寝ることができるというユニークなゲストハウスを経営していて、私たち家族は2年前に泊まったことがあります(過去の記事) ただ、家族で泊まるには狭いし、トイレとシャワーが外の小屋にあって不便でした。

しかし、昨年からもっと広くて、トイレとシャワーが室内にあるコテージを建設していて、今年9月に完成しました。ベッドの下に巣箱はありませんが、部屋から素晴らしい景色を楽しめるのが魅力とのこと。ということで、今回その完成したばかりのコテージに泊まってみることにしました。

土曜のレオのロボティックス教室が終わってから、手配した車両会社の車でロリに向かいました。途中、セバン湖のほとりで泊まって、湖の景色を眺めました。対岸の山々が少し雪化粧をしていて、とても美しかったです。ただ、風が冷たくて寒い!標高が高いので、エレバンから来るともう冬の気候に感じます。

途中で道路工事のせいで渋滞に巻き込まれたため、予定より30分以上遅くなりましたが、無事に夕方5時頃に宿泊先のゲストハウスに到着しました。オーナー家族が嬉しそうに私たちを出迎えてくれました。1年ぶりの再会で、宿泊するのは2年ぶり。現在キッチンや倉庫だった建物をリフォームして、ワイナリーや食堂を作っています。いつも新しいことに挑戦していて感心します。

ご主人が新しいコテージに案内してくれました。外観も立派ですが、中もとてもきれいでした。トイレとシャワーも設置されていて便利。そして、部屋からは雄大なパノラマが!ちょうど夕暮れ時で、向こうの山々が少し赤く染まって美しい…この素晴らしい景色を満喫できるようにと、斜面から迫り出す形で建てられています。ちなみに、私たちはそのコテージの記念すべきゲスト第一号でした!

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セヴァン湖の周りの山々は少し雪化粧をしていました

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完成したばかりの新しいコテージ。私たちは記念すべき最初の宿泊客!

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中に入ると、こんな素晴らしい景色が!

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息子たちもベランダから雄大な景色を眺めていました

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妻は「やっぱりここは落ち着く」と言って、美しい景色に見惚れていました

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私もその景色に見惚れました。美しい…

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中にはトイレとシャワーが設置されていて、そこのタイルが蜂の巣と同じ六角形というこだわり!

陽が沈んで暗くなると、麓にあるアラヴェルディという街の夜景が眼下に広がりました。家の明かりや街灯が暗闇に光っています。それも中々きれいな景色でした。残念ながら、ゲストハウスのキッチンは改装工事中のため、いつも奥さんが作る美味しい夕食は食べられないのこと…なので、オーナー夫婦お薦めの街中にあるレストランで食べることにしました。

配車アプリのサービスが使えない田舎のため、ご主人が知人の車を手配してくれました。その車で夜道を走って着いた先は見覚えのあるレストラン…そう、ここはティグランの息子さんの洗礼式のお祝いパーティーがあった場所!ティグランは、ハグパット村に住む私の20年来の友人に息子さんの洗礼のゴッドファーザーになってもらい、2年前にここでみんなで盛大にお祝いしたのです(過去の記事) またそこで夕食することになるとはすごい偶然!

美味しかったのと、エレバンよりずっと安いから料理を頼みすぎてしまい、私も妻もお腹一杯になってゲストハウスに戻りました。そして、ご主人が作った自家製のハチミツワインで妻と乾杯しました。ただ、香りはすごく上品なのに、味はそれほど美味しいとは思えませんでした…そこで採れるハチミツ自体はすごく良質だし、ワイン作りは始めたばかりなので、これからの改善に期待したいです!

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2年前にティグランの息子さんの洗礼のお祝いパーティーがあったレストランで夕食

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ゲストハウスに戻ると、アレンがウクレレを弾き始めました。やっぱり旅には音楽!

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寝る前に妻が息子たちの本を読んであげていました

ほろ酔いでぐっすり眠って、翌朝起きると、部屋からは雄大な自然のパノラマが広がっていました。あいにく曇り空でした、それでも素晴らしい景色!本当に贅沢な空間です。これを最初のゲストとして堪能できたのはラッキーでした。妻も息子たちもすごく気に入ったみたいです。遠かったけど来てよかったです。

正午過ぎにティグランが迎えに来てくれました。頼んでいたハチミツを受け取って、ゲストハウスのオーナー家族とお別れの挨拶をしました。来年春には改修工事が全て終わるそうなので、その時にまた泊まりに来たいと思います。

それから、ティグランの車で、20数年来の友人のアショットさんに会いにハグパット村に向かいました。ロリ地方を訪問する時は、いつも彼に会いに行きます。私が23年前に初めてアルメニアを訪問した時に出会い、とてもお世話になった大切な友人です(こちら)

彼はティグランの息子さんの洗礼のゴッドファーザーでもあり、1年ぶりに私たち家族とティグランに再会して、とても喜んでくれました。私もすごく嬉しかったです。私たちのためにBBQを作ってくれて、一緒に食べたり飲んだりして楽しいひと時を過ごしました。そして、今も続く友情に胸が温かくなりました。

彼はティグランの奥さんや息子さんにも会いたがっていて、ティグランは近々家族で訪れたいと言っていました。そういえば、2年前の洗礼式以降、彼の家族はハグパットに来ていません。ティグランも仕事で忙しいし、エレバンから車で3時間以上かかるので、小さい子供を連れて来るにはちょっと大変ですね…でも、大切なゴッドファーザーですから、家族で再会する機会を早く作ってほしいと思います。

ちなみに、いつものように友人と一緒に自家製ウォッカを飲んでいましたが、度数が60%もあって強いです。それをアレンがほんの少し味見したら、「美味しい!」と気に入ったので驚きました。レオも真似して味見したら、「何これ?!まずい!」と顔を歪ませていました。それが普通の反応であって、10歳のアレンがこんな強いお酒を美味しいと思うなんて…やっぱりアルメニア人の血が流れているんですね。

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朝起きると、部屋からは雄大な景色が広がっていました

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ゲストハウスのオーナー家族と。今度来る時は、さらに素敵な場所になっているでしょう。

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長年の友人のアショットさんがBBQを作ってもてなしてくれました

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久しぶりの嬉しい再会に乾杯!ありがとう!また会おう!

アショットさんたちと別れて、ハグパット修道院でお祈りしてから、ステパナヴァンという村に向かいました。そこには、日本人とアルメニア人の家族が住んでいて、彼らに会いに行ったのです。日本人のご主人は、エレバンで日本食レストランを経営していますが、夢だった農業をするため、今年春にステパナヴァンに移住しました。

予定よりも到着が遅くなりましたが、温かく私たちを迎えてくれました。4歳になる娘さんも元気にしていました。また、飼っている鶏や手作りのアクアポニックスという水耕栽培と養殖を組み合わせたシステムを見せてくれました。アルメニアの田舎で一から農業に挑戦している日本人なんていないから、彼らの生活ぶりはとても興味深かったです。

とはいえ、まだまだ農業は手探り状態で、いろいろと試行錯誤しながらだから大変とのこと。でも、好きなことに挑戦しているし、田舎の生活は性に合っているようで、彼も家族も明るく暮らしていました。短い滞在でしたが、いろいろと話すことができて、とても楽しかったです。これからも頑張ってほしいです。

すっかり外も暗くなったので、エレバンに向けて出発しました。そして、夜9時半ごろに帰宅しました。やっぱり移動が長くて疲れましたが、嬉しい再会に満ちた素晴らしい旅行になりました。妻も「行ってよかった」と言っていました。本格的に寒くなる前に、家族と遠出して素敵な思い出を作ることができました。

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世界遺産のハグパット修道院を見学。私はもうこれで何十回目でしょうか…

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壁にある穴や隙間を使って端から端まで渡ろうとする息子たち。落ちずに渡りきれば夢が叶うと言われています。二人とも今回は渡りきれず…

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みんなでロウソクを灯して祈りました

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ステパナヴァンに住む日本人・アルメニア人家族を訪問。鶏を飼っています。まさに田舎暮らし!

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手作りのアクアポニックスを興味深そうに見るレオ

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田舎での暮らしぶりを垣間見て、いろいろ話せて楽しいひと時を過ごしました。ありがとうございました!

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