飼い猫の去勢手術と映画「猫侍」 

今日は天皇誕生日ですね。天気予報どおり、エレバンは今週から気温が一気に上がりました。日中は10℃前後で、来週後半からは15℃ぐらいになるようです。もうすぐ冬も終わりということで、今週末は家族でスキーに行くつもりです。アレンとレオはインストラクターに習う予定です。どれぐらい上手に滑れるようになるかな?

アルメニア本土とカラバフを結ぶラチン回廊を環境保護団体を名乗るアゼルバイジャン人グループが封鎖している問題ですが、国際司法裁判所は、アゼルバイジャンにはラチン回廊の移動の自由を確保する義務があるという判決を出しました。つまり、アゼルバイジャンに対して封鎖を解除するよう求める内容です。封鎖が始まって2か月以上…やっと事態が収束する可能性が出てきたかもしれません。

2月19日はアルメニアの偉大な作家ホヴァネス・トゥマニャンの誕生日で、ここでは「本を贈る日」となっています。アレンは今ハマっている「ナルト」のロシア語版の漫画を欲しがったので、オンラインショップで注文しました。今からすごく楽しみにしています。本当に好きなんですね。

その日は「本を贈る日」を祝うイベントがエレバン中心部のモスクワ映画館前で行われていたので、家族で行ってきました。会場にはいろんな出版社のブースが出ていて、本が割引価格で売られていました。妻が翻訳した村上春樹や川端康成の作品もありました。ちなみに、村上春樹の「ノルウェイの森」のアルメニア語訳は今も大人気らしく、妻も喜んでいました。

アレンとレオは、そこでシャーロック・ホームズの本を欲しがったので買ってあげました。私も小さい頃に読んでいたし、アニメ「名探偵ホームズ」も見ていました。アニメ自体もすごくいいけど、ダ・カーポが歌う主題歌が名曲すぎてやばい!歌詞もメロディも本当に素晴らしいので、機会があれば聞いてみてください!

イベント会場を後にしてから、寿司レストランに行って夕食しました。そこは先月妻が友人と食事した場所で、妻によるとけっこう美味しかったそうです。歩いてすぐだったし、息子たちも行きたがったので、そこで食べてみると確かに悪くない。アレンもレオも寿司が大好きだから、たくさん食べていました。

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「本を贈る日」を祝うイベントの会場。DJが大音量で音楽をかけていて、めっちゃうるさかった!イベントの趣旨に合っていないような…

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アレンとレオはお寿司が大好き!たくさん食べていました。

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買ったシャーロック・ホームズの本を見るアレンとレオ。ちゃんと読んでくれるかな?

さて記事タイトルにあるように、今回のメインテーマは猫。実は、昨年夏から飼い始めたオス猫の Lioが火曜日に去勢手術をしました。最近やたら変な声で鳴き始めるし、トイレ以外の場所で少量のおしっこをするマーキングという行動も見られたため、そろそろ手術しないといけない時期だと判断したのです。

とはいえ、優しい妻にすると、子供が作れない体になってしまうことにかなり胸を痛めて、手術の前日と当日は「ごめんね、ごめんね…」と何度も猫に謝っていました。確かに可哀想だけど、動物をペットとして飼うこと自体、本来の野生や自由を奪っている行為で人間のエゴですからね。家族として可愛がって共存していくためには仕方ありません。

息子たちも病院に行きたいと言うので、学校が終わってから一緒に猫を連れて行きました。何となく自分の運命を察して観念しているのか、意外にけっこう大人しかったです。病院に預けて1時間後に再訪すると、手術を無事に終えた Lioが待っていました。目は覚めているけど、麻酔がまだ効いているため、少しぐったりした様子…その姿を見ると、改めて可哀想に思いました。

手術した箇所を舐めないようにするために、エリザベスカラーという保護具を買って帰宅しました。あの犬や猫の首につける器具がそんな名前だと初めて知りました。その由来は中世のエリザベス女王が着けていた襟巻に似ているからだそうです。キャリーバックから出してエリザベスカラーを付けると、下半身がまだ麻酔で不自由ながらも歩き始めました。でも、エリザベスカラーがいろんな所にぶつかるし、邪魔で不便そうしていました。その日はずっと動きが緩慢で、疲れた様子で寝てしまいました。

しかし、翌朝には麻酔も完全に抜けて、元気そうにしていたので安心しました。手術後の変化としては、変な声で鳴くのは収まりました。病院で言われたように、まだマーキングをしてしまうことがありますが、おしっこの匂いもそれほど臭くなくなったような。そして、何だか前より大人しくて甘えん坊になったような気がします。以前のアクティブな時も可愛かったけど、今もとても可愛らしい!

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去勢手術の前は、庭に入り込んだノラネコを見ると、変な声で泣きまくっていました

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去勢手術の前日の夜にスヤスヤと眠る猫。可哀想だけど仕方ない…

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去勢手術を終えて帰宅。子供たちがタマタマが無くなっているか見ようとしていました。

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やっぱりその日は疲れた様子でぐったりしていました。可哀想…

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翌日には元気になりました。エリザベスカラーが邪魔そうだけど、無事に手術が終わってよかった!

あと、昨日は日本映画祭のオープニングがあったので、家族で行ってきました。オープニング映画は、北村一輝主演の「猫侍」!うちも猫を飼っているんだから、これは観るしかないでしょう!ネットにあった予告編を見せると、子供たちも行きたがりました。これなら面白がって鑑賞してくれそうなので、連れて行くことにしました。

会場のモスクワ映画館には多くの人が見に来ていて、大きな映画館なのに座席が足りないほど。幸い私たちは中央あたりの列に座れました。映画祭の主催者のヒカリセンター、また福島大使からのスピーチが行われてから、お待ちかねの映画が始まりました。準主役の猫が登場してからは一気にコメディー要素が強くなって、会場では何度も笑いが起こっていました。アレンとレオもポップコーンを食べながら笑っていました。

無茶苦茶な設定とストーリーの映画ですが、「猫あるある」のシーンがたくさん出てくるから、猫を飼っていると感情移入してしまいます。私はどちらかと言うと犬派なんですけど、猫もめっちゃ可愛いなーと改めて思う映画でした。もともと猫好きの妻はすごく気に入ったみたいだし、子供たちも最後まで飽きずに観てくれたのでよかったです。さらに猫が好きになったかもしれませんね。

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ポップコーンを食べながら、映画が始まるのを待つアレンとレオ

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猫好きが萌えるシーンがたくさんある映画「猫侍」。ずっと怖い顔しているのにコミカルな主演の北村一輝がいい味出していました。

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