子供のスキー教室と今年の初滑り
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天気予報どおり、今週は寒い!日中でもマイナス気温で、朝晩はマイナス10℃以上に下がります。しかし、この本格的な冬の寒さも今週だけで、週末から徐々に気温が上がっていくみたいです。やっぱり今年は暖冬ですね。
トルコ南部で発生した大地震の死者は、トルコ・シリア合わせて3万7千人を超えたとのこと…最終的に5万人に達するという情報もありました。地震がかなり強力だったことも原因ですが、当初から指摘されているように、多くの建物が耐震基準を満たしていなかったことが甚大な被害に繋がったようです。そのことは、耐震性能をうたった最近の建物まで倒壊したことからも分かります。今回の大惨事は人災でもあったと言えるでしょう…
その地震で深刻な被害を受けたトルコのアディヤマンには、アルメニアの救助チームが派遣されています。彼らの懸命な救助活動により、がれきの下から二人の少女が救い出されたそうです!歴史的・政治的な対立を超えて、人命救助にあたるアルメニアのチームについては、トルコのメディアも好意的に伝えているらしく、それが両国の関係改善にも繋がってほしいと願うばかりです。
今日2月14日はバレンタインデー。日本では女性が男性にチョコレートを渡す日ですが、それは日本独特の習慣で、アルメニア含め世界的には恋人や夫婦でお互いにプレゼントを渡します。ということで、私も妻のために花束を買いました。今日はどこのレストランも混みまくるので、明日以降に家族で夕食に行きたいなと思っています。
バレンタインデーの今日、妻に花束をプレゼント。喜んでくれました。
そして昨日2月13日は、トゥルンデスまたはテアルンタラチという厄払いのために火を焚く日でした。アルメニアの春の訪れを祝う祭でもあり、元々はキリスト教以前の宗教儀式で、今はキリスト教の祭日となっています。夕方に教会の外で火が焚かれるので、いつもなら見に行くのですが、あいにく私は日本語の授業があったし、アレンが朝に喉が痛いと咳をしていたので外出は控えました。
しかし、私が授業から帰宅すると、アレンは普通に元気そうでした。前日にスキー教室に行ったから、体が少し冷えただけだったのかも。妻が「子供たちのために小さな焚き火をしよう」と言うので、庭で火を焚いて、その上を厄払いのために3回飛びました。子供たちは堂々と火遊びができるから喜んでいました。しかし、暗闇で燃える炎を見ていると何だか落ち着きますね。今年の夏は家族でキャンプにでも行こうかなー
昨晩は庭で焚き火をして、厄払いのためにその上を飛びました。日本でも「火の道歩き」というのがありますね
古いホウキを燃やしてトーチにする息子たち。子供が火遊びしたがるのは人間の本能らしいです。
さて、日曜はスキー教室に息子たちを連れて参加してきました。ここの在留邦人の家族が教えてくれた「Ski-Weekend」という子供向けのスキー教室で、その名の通り、毎週末に開催されています。場所はエレバンの北西にあるアラガツォトン地方のビュラカン村で、その山の上でスキーを練習します。大人もスキー用具をレンタルして滑れるとのことで、私も参加しました。
当日の朝に集合場所に着くと、他の在留邦人の家族も来ていました。私たち家族はツアー主催者の女性の車に乗って、エレバンを出発しました。なんと彼女は昔アルメニアのスキーチャンピオンだったそうで、その後20年ほどスイスで働いていたとのこと。数年前にアルメニアに戻って、子供たちのためにスキーを教える活動を始めたそうです。
いろいろ会話しながら1時間ほど走ると、ビュラカンの村に着きました。そこからは真白な銀世界!積もった雪が陽光でキラキラ輝き、とてもきれいでした。スキー場ではないから整備されていない分、自然そのままの美しさがあります。ただ、雪の山道を車で登るのは大変そうでした…幸いスタックなどせず、目的地の山小屋に到着しました。
その山小屋で私と息子たちは向こうが用意してくれたスキー靴に履き替え、スキー板を持って外に出ました。外は少し雪が舞っていました。スキーに興味がない妻は見学。ちなみにアレンもレオもツァフカゾールで少しスキーをしたことがありますが、本格的にするのは今回が初めて。ちゃんとできるか、少なくとも楽しんでくれるかちょっと不安…
最初はスキー板を付けた状態で斜面を登る練習です。斜面に対して真横に立って、足を交互に上に動かして登っていきます。慣れないとスキー板が勝手に滑ってしまって、立つことすら難しいんですよね。レオはけっこう苦労していましたが、アレンはいきなり上手にできていました。相変わらず飲み込みが早い!
山小屋の前にあった廃バスは雪に埋もれていました
私も参加してスキー教室がスタート!
それから、スノーモービルで斜面の上に運んでもらって滑り降りる練習が始まりました。スノーモービルが引っ張るタイヤに乗って移動するのですが、その日は子供の数が多かったので、私は途中からスノーモービルの横に掴まってスキーで滑りながら運んでもらいました。これは初めての体験でしたが、スリリングで楽しかったです。
アレンもレオもほぼ初めてにも関わらず、バランス感覚がいいのか、けっこう上手に滑れるので驚きました。とはいえ、思い通りに曲がったり止まったりできないから、何回も転んでいましたね。それでも嫌がったり怖がったりすることはなく、逆にどんどん楽しくなってきたのか、何回もスノーモービルで上がっては滑り降りていました。私もとりあえず今年の初滑りができました。
予定の練習時間を過ぎて、そろそろ止めようということになると、レオが「いやーもっと滑りたい!」と泣いて怒ってしまいました。アレンもまだまだ滑りたい様子でした。可哀想でしたが、スキーをすごく気に入ってくれたみたいで良かったです。父子で同じ趣味を持てそうで嬉しい!
それから、私はインストラクターと一緒に、車で上がってきた山道をスキーで滑り降りました。ゲレンデではないから、幅が狭くて雪も固いから滑りにくかったですが、長い距離をスキーで滑ることができて気持ちよかったです。車で山小屋に戻り、少し休んでからエレバンに帰りました。久々のスキーで疲れてしまい、私は車中でずっと眠っていました…
アレンとレオは疲れた様子など全く見せず、帰宅してからもベッドの上で飛び跳ねたり、でんぐり返りしたりと元気いっぱいでした。子供のエネルギーってすごい!「スキー楽しかった?」と聞くと、二人とも「うん!また滑りたい!」と言うので、近々同じスキー教室かツァフカゾールに連れて行ってあげようと思います。
リフトなどないから、スノーモービルで斜面の上まで運んでもらいます
スキー板をつけて嬉しそうな息子たち。二人ともけっこう上手に滑っていました。
私は写真のような山道をスキーで滑りました。疲れたけど、やっぱりスキーは楽しい!その楽しさが息子たちも伝わったようです。
スキーで滑りまくったのに、家でも元気に遊びまわる息子たち。また近々スキーに行こう!
- [2023/02/14 20:49]
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