アルゼンチンが悲願のW杯優勝! 

12月も下旬に入って、今年もあと10日ほど残すのみとなりました。今日は霧がすごくて、朝方は外は真っ白…まるで映画「ミスト」みたいでした。気温もどんどん下がっていますが、予報だと年内にエレバンは雪は降らないようです。

この真冬の中、カラバフへの道路が封鎖されて、ガスの供給が停止されたというニュースについて前回の記事に書きましたが、アゼルバイジャンはガスの供給は再開したようです。しかし、アルメニア本土と結ぶラチン回廊はまだ封鎖されたまま…もう8日間も人の移動や物流が滞っています。

千人以上のカラバフ市民が戻れなくなっており、エレバンの病院で治療や手術を受ける予定だった人も移動できないでいます。封鎖を続けている環境保護団体と名乗るアゼルバイジャン人のグループは、同地域にある鉱山で行われている違法採掘、またその調査活動をロシアの平和維持軍に拒否されたことに対する抗議だと主張しています。

とはいえ、人命に関わる結果を招きかねない状況で看過できませんが、戦争後もこのような事態が起こるのは、もっと早くに交渉や妥協を通じて領土問題を解決できなかったアルメニア側にも責任があります。対立が長引けば長引くほど、憎悪や猜疑心は根深くなり、信頼関係を築くことはより困難になります。まずは一刻も早く道路封鎖が解除されてほしいですし、根本的な解決を進めてほしいと思います。

さて、昨日カタールW杯の決勝が行われ、アルゼンチンが死闘を制して悲願の優勝を果たしました!当ブログで書いていたように、私は個人的にアルゼンチンを応援していたので、めちゃくちゃ嬉しい!ゴールの瞬間や勝利した瞬間は、「よっしゃー!」と大声で叫んで涙しました。今も興奮冷めやらず、優勝の瞬間をネットで見ては涙が溢れそうになるほど…こんなに他国の勝利に心から歓喜したW杯はなかったように思います。

私はコロンビアに住んでいたこともあって、W杯ではいつも南米びいきです。また、「キャプテン翼」やマラドーナを通じてサッカーを好きになった世代なので、アルゼンチンという国は特別な存在です(私が敬愛するチェ・ゲバラの出身地でもあります)。そのアルゼンチンが生んだ天才メッシは、もちろん特別な選手です。そんな私の思い入れなど関係なく、彼は紛れもないサッカー史上最高の選手の一人。

そのメッシを有するアルゼンチンを常にW杯では応援していましたが、今回は最も大きな期待と情熱を持って見守っていました。これが最後のW杯だと公言して全てを捧げるメッシ。その夢を叶えるために全力を尽くすチーム。どの国の代表も誇りを賭けて必死で戦っていますが、今回のアルゼンチン代表には特別なドラマがあり、強い絆で結ばれているように感じたのです。そして、そのドラマが最高の形で完結する瞬間を見届けたいと願いました。

強豪フランス相手にアルゼンチンが2点先制した時には、その感動の瞬間がもうすぐ訪れる!と胸を昂らせましたが、同点に追いつかれて、延長でも勝負がつかずPK戦にもつれた時は、落胆と不安で胸が押しつぶされそうになりました。しかし、それだけ激しく一喜一憂する大接戦だった分、アルゼンチンが勝利を決めた瞬間の感動はひとしおでした。泣きながら息子たちと抱き合って喜びました。

メッシが悲願の優勝トロフィーにキスして、愛おしそうに抱きしめる瞬間にも涙が溢れました。あらゆる富と名声を手にした偉大な選手が、これまでの苦労や重圧など忘れて、まるで子供のように喜ぶ姿からは、長い間ずっとこの瞬間を待ち望んでいたことがひしひしと伝わりました。そして、トロフィーを掲げてチームみんなと歓喜する瞬間は、私にとって想像以上に素晴らしいドラマのラストシーンとなりました

かつてないほど他国の代表チームに感情移入する自分に驚くと同時に、やはりスポーツって素晴らしいと思いました。勝った側は心の底から喜び、負けた側は泣いて悔しがりますが、戦争と違って、それが根深い憎悪や対立へと発展することはありません。大接戦だっただけに、フランスの代表チームや国民の落胆は大きいはずです。しかし、いずれはお互いの健闘を称え合える日が来るでしょう。隣国との争いが続くアルメニアに住んでいると、そんなことを考えてしまいました。

とにかく最後まで手に汗握る壮絶な試合で、応援しているこちらもかなり疲れました…叫びすぎて、今日はちょっと声が枯れています。本当にW杯史に残るすごい決勝でした。そんな名試合を見せてくれたフランスにも賛辞を贈りたいです。そして、メキシコ大会以来36年ぶりに優勝を果たしたアルゼンチンを改めて心から祝福したいです。

そのメキシコ大会では、マラドーナが大活躍してアルゼンチンを優勝に導きました。ドイツとの決勝戦は、2点先制していたのに後半に追いつかれて、終了間際に逆転勝利するという今回と同じような大激闘でした。マラドーナも、きっと天国で自国の優勝を喜んでいることでしょう。そして、メッシがやっと自分と比較される重圧から解放されて安堵していることでしょう。

年の終わりに素晴らしいドラマを見れて幸せです。この記事を書いている間も、感動が蘇って涙が込み上げてきました。もちろん自分が切に望んでいた結果に終わったことは何より大きいですが、夢と誇りをかけて全力で戦う選手たちの姿に強く胸を打たれました。生きている間に見れてよかったと心底思える最高の大会でした。

アルゼンチン、おめでとう!メッシ、おめでとう!たくさんの感動をありがとう!

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強敵フランス相手に2点先制して、このまま勝利するかと思いましたが、結局はPK戦にまでもつれこむ歴史的な大激戦になりました…

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アルゼンチンが勝った瞬間、息子たちとハグ!私の影響で息子たちもアルゼンチンを応援していました。心臓に悪い試合でしたが、勝って本当によかった!

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今回で代表引退を表明しているディマリアと抱き合うメッシ。このシーンも泣けた…自分はもうアルゼンチン人ちゃうか?というほど感動しました。

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待ちに待ったメッシが優勝トロフィーを受け取る瞬間!

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そのトロフィーを掲げて歓喜に沸くアルゼンチン代表!こんな奇跡のような素晴らしいドラマを見れるなんて…神様ありがとう!

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チーム全体で勝ち取った勝利!本当におめでとう!人生で最高のW杯!

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エレバン中心部はすっかりクリスマスムード。年の終わりに感動で胸が一杯になりました。やっぱりサッカーって素晴らしい!

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