昨年のジュニア・ユーロビジョンの出来事
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寒い日が続いているからか、私は週末に風邪を引いてしまいました。熱はなく、それほど大したことないですが、喉が痛くて少しだるい…悪化しないよう無理せず過ごしています。お陰さまで、少しずつ良くなっています。
一昨日レオがペットの猫と遊んでいたと思ったら、急に目に涙をためて不機嫌になってしまい、理由を聞いても教えてくれません。しかし後で妻に、「猫にはママがいなくて可哀想…ママも一緒に飼ってあげて」と言ったそうです。それで泣いていたのか?!なんとも可愛らしい!妻が優しく「猫のママはどこか行っちゃったんだよ」と教えてあげると、ちゃんと分かってくれたようです。
アルメニアの報道によると、昨日カラバフとアルメニア本土を結ぶ道路が、アゼルバイジャン人の市民グループによって封鎖され、今も通行できない状態が続いているとのこと。たった10日前にも同様のことが発生したばかりで、その時はロシアの平和維持軍の仲介で数時間後には封鎖は解除されました。これ以上事態が深刻化しないよう、一刻も早く収束してほしいと願います。
ついにW杯はベスト4が出揃いました。準々決勝の試合はどれも見応えがありました。ブラジルとポルトガルが敗退するという大波乱が起こりましたが、試合内容を見ていて、それほど実力の差を感じませんでした。モロッコなんて十分ベスト4に値するチームに思えます。とりあえず個人的に応援しているアルゼンチンが残ってくれてホッとしています。この勢いで決勝まで勝ち上がってほしい!
そのアルゼンチンとオランダの試合は荒れに荒れたため、審判の采配が問題になりました。その他の試合でも、負けた方が審判に対して強い不満を表明していますが、明らかに理不尽な判定ならともかく、個人的には見苦しい行為だと思います。逆に自分たちに有利な判定だったら、少々おかしくても何も言わないでしょう。まあ、死ぬ気で戦っているから、納得いかない気持ちは分かりますけどね。
あと、先ほど井上尚弥選手がKO勝利して、アジア人初またバンタム級初の4団体統一王者に輝きましたね。予想通りの結果とはいえ、マジですげー!相手がガードに徹底したこともあって11Rまでもつれる長丁場となりましたが、やはりモンスターは強い!誰にも負ける気がしないほどの圧倒的な強さで、今回の偉業も井上選手にとっては単なる通過点にしか見えません。
さて、週末はエレバンでジュニア・ユーロビジョンが開催されていました。ユーロビジョンの子供大会で、昨年アルメニア代表のマレナという女の子が優勝したので、今年の開催国はアルメニアでした。といっても、私も妻もほとんど関心がありません。大人のユーロビジョンもそうですが、安っぽいポップスばかりの歌唱大会でつまらないからです。
とはいえ、アルメニアはけっこう上位まで行くことが多いからか、国内の注目度は高いです。特に今年はエレバンで開催されたから余計に盛り上がっていました。SNSでもユーロビジョンに関する投稿をよく見るし、会場まで足を運んでいる知人もけっこういました。まあ、エンターテイメントとしては華やかで見応えがあるかもしれませんね。
今年のアルメニア大会の結果ですが、フランス代表が優勝しました。なので、来年はフランスで開催される予定です。アルメニア代表は2位と今年も健闘したようです。その二人のパフォーマンス映像を見ましたが、うーん、やっぱり個人的にはどうでもいいかな…とりあえず、その映像を載せておきます。
優勝したフランス代表リサンドロの「Oh Maman!」これが優勝かあ…
2位になったアルメニア代表ナレの「Dance!」
ちなみに、昨年のジュニア・ユーロビジョンに関する記事を見てみたら(こちら)、そこで起こった感動的な出来事にも触れていました。それは、5位に終わったアゼルバイジャン代表の女の子が、アルメニア代表のマレナの控室を訪れ、お互いの健闘を称えて抱き合ったという出来事。その瞬間の映像は拡散し、賛否両論巻き起こりましたが、子供たちが憎しみではなく、敬意と友好を示そうとした事実は、私には一つの希望の光に映りました。
子を持つ親として分かりますが、憎しみや差別意識を持って生まれてくる人間などいません。そういう偏見や感情は育っていく環境の中で植え付けられるもので、周囲から与えられる情報や教育が大きく影響します。独裁国家アゼルバイジャンの情報統制はかなり酷いですが、アルメニアも殊にカラバフ問題に関するメディアの報道などは自国の主張のみに基づく偏ったものが多いと感じます。
そんな状況の中でも、平和な未来を築こうと友好を訴え続けている人たちが両国にはいます。しかし、その声が相手にも同国民にも届く機会はほとんどなく、また耳を傾けようという空気もありません。長く根深い対立の歴史の中で醸成された憎しみや猜疑心を見ると、両民族が融和することなど無理なのか…と暗澹たる気持ちになります。しかし、昨年のユーロビジョンでの感動的な出来事を思い出すと、やはり希望を捨ててはいけないと思います。
また、2年前の戦争中に当ブログで紹介したことがありますが(こちら)、ジョージアにはアルメニア人とアゼルバイジャン人が共存するツォピという村があります。両民族が互いに隣人として平和に暮らす姿を見ると、やはり憎しみの感情は生来的なものではないと痛感します。そして、これから肯定的な価値観を育むこともできるのだと教えられます。どれだけ険しい道であろうと、いつか対立を乗り越えられる未来が来ると信じたいと思います。
2年前の記事にも載せたツォピ村の映像。すぐ隣の国にこんな場所があるなんて…生まれ育った環境が違えば、仲良く共存することも可能なのです。
学校から帰宅するとすぐに猫を遊ぼうとする子供たち
アレンの顔をなめる猫
先週の金曜、家族でコーカサス料理店に行ってヒンカリを食べました。めっちゃ美味しかった!
最近ピアノレッスンに行ってもレオは弾こうとしないから、アレンのレッスン中は近くの公園で遊んでいます
でも、習った曲はけっこうちゃんと覚えています。また興味を持って始めるかもしれません。
飽きやすかったアレンの方が、ピアノも絵も頑張って続けています
アラム・ハチャトゥリアンの「剣の舞」を練習するアレン。難しいリズムの曲なのに、けっこう上手!
- [2022/12/13 20:59]
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