エレバン郊外の素敵なワイナリーを訪問
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熱を出していたアレンは、月曜にはすっかり元気になって、昨日から学校に通っています。しかし、レオが朝早く起きるのが億劫なのと、勉強するのが少し面倒に感じているせいか、学校に行きたがらない時があります。今朝も泣いて大変でした。本当は1年生だから、1つ下の学年に入れてもよいけど、それは嫌がるし…ちょっと難しい時期ですね。
先日イスタンブール中心部の繁華街で爆発があり、多くの死傷者が出ました。テロ事件とみて捜査が進められています。アルメニアの外相が追悼メッセージを送り、トルコの外相がそれに感謝の意を伝えました。トルコ政府は一方、シリア北部のクルド人武装勢力に武器を供給をしているとして、アメリカからの追悼メッセージは拒否したようです。
そのアメリカでは、トランプ氏が2年後の大統領選への出馬を表明しました。相変わらずマスコミは、「今回の選挙の苦戦はトランプ氏の責任」とか「最悪のタイミングでの出馬表明」とか批判的に報道していますが、共和党で他にめぼしい候補者はいませんけどね。
ポーランドにミサイルが着弾して市民2人が死亡するというニュースが飛び込んできました。ゼレンスキー大統領はすぐさまロシアの攻撃だと断定し、NATOの行動を促しましたが、その可能性は低いと思います。ロシアにとって、わざわざポーランドの軍事施設でもない場所を攻撃して、NATOを挑発することに何のメリットもありませんから。そのうち一体何が起こったのか分かってくるでしょうけど、冷静に事態を見守りたいと思います。
さて日曜は、友人や知人、他の在留邦人と一緒にエレバン郊外の「イェガニャン」というワイナリーを訪問しました。元々は息子たちも連れて行く予定でしたが、アレンが熱を出していたので、私と妻だけ参加しました。当日は天気がよくて、絶好の観光日和!
ワイナリーがあるのはアシュタラックというエレバンから車で30分ほどの地域で、そこへ向かう途中、サフモサ修道院とホヴァナ修道院に立ち寄りました。どちらも切り立った断崖絶壁の傍に建つ12〜13世紀の古い修道院で、内部にある十字架石やレリーフ、壁画はとても美しくて見応えがあります。
どちらの教会でもちょうど日曜ミサが行われていて、神聖な雰囲気に満ちていました。周辺の雄大な自然の景色も素晴らしかったです。ちなみに、以前は何もなかった崖っぷちに落下防止のための柵が設けられていましたが、なぜか途中で終わっていて、それほど安全になったとは思えない…アルメニアらしいですけどね。
立派なサフモサ修道院
教会内部には美しい壁画が残されています
修道院の裏から見える渓谷の景色。その日はガスって見えませんでしたが、遠く向こうにアララト山があります。
断崖絶壁に立つ妻。安全柵ができていたけど、なぜか途中で終わっていて、一番危ないこの場所にはありませんでした…
美しい石造りのホヴァナ修道院
教会内部には精微なレリーフやハチュカルが残されています
日曜ミサが行われていました。窓から差し込む光が神々しい…
その後にイェガニャン・ワイナリーに向かいました。道中の紅葉の景色がとても美しかったです。赤やオレンジなど鮮やかな色が多くて、とてもカラフルでしたね。目的地のワイナリーも、家族経営のアットホームな雰囲気で素敵でした。ゲストハウスとして宿泊することもできるそうです。
そこで作られたワインを飲みながら、みんなで昼食を頂きました。まずはマスコットの白ワイン。けっこう深みがあって美味しい!一般のワインと同じ度数なのに、アルコールの風味を強く感じました。お酒好きの私には合っているかも。次に出てきた赤ワインも、同じくアルコールの風味が強くて美味しかったです。そして、マチャルと呼ばれる発酵途中の若いワインも飲みました。アルコール度数は低いですが、炭酸ガスがあって酸味が強い。でも飲みやすいです。
ウォッカも作っているとのことで、プラムのウォッカを試飲させてもらったら、めっちゃ美味い!アルコール度数は約60%と強いですが、果実の甘い風味が口に広がるから飲みやすい!杏とブドウのウォッカも試しみたけど、どれも美味しい!すごく気に入ったので、ワインと一緒にウォッカも買いました。ちなみにワインもウォッカも市販はされておらず、ワイナリーでしか買えないそうですが、とても安かったです。食事やデザートも美味しかったし、また訪問したいと思います。
残念ながら、妻は用事があったので、そこからエレバンにタクシーで戻りましたが、私含め他の参加者は次の目的地に向かいました。まず訪れたのはテヘル修道院。13世紀の教会で、私は初めての訪問でした。小高い丘の上に建つ立派な教会で、なぜか屋根の上にはハトがたくさん止まっていました。教会内部は薄暗く、荘厳な雰囲気に満ちていました。
ワインが入った樽が置かれていて、芳しい香りがしていました
美味しい食事とお酒をみんなで楽しく味わいました
オーナー夫婦もとても気さくで、アットホームな雰囲気に満ちたワイナリーでした。また訪問したい!
そして、最後にチルハウスというオーガニックカフェを訪問しました。「チル」はアルメニア語でドライフルーツの意味で、そこで作ったドライフルーツを食べたり、食事をしたり、お茶を飲むことができます。田舎のアグロビジネスとして成功しているのか、それほど便利な場所もないのに、他の団体客も来ていて満席でした。
果物を作っている庭を案内してもらってから、ドライフルーツやハーブティーを頂きました。そこも美味しかったし、雰囲気もよかったです。ピアノが置いてあったので、私が少し弾きました。あいにく妻はそのカフェとテヘル修道院を訪問できなかったので、今度は家族で食事しに来たいと思います。
天気にも恵まれ、美しい紅葉や景色、美味しいお酒や食事を満喫して、とても楽しい一日となりました。企画してくれたルザンさんに感謝です。ありがとうざいました!エレバンから近いので、また家族や友人たちと訪問する機会があるといいですね。
初めて訪問したテヘル修道院
なぜかハトがたくさんいました。平和の象徴ですね。
神聖な雰囲気に満ちた教会内部。ロウソクを灯して、家内安全や平和を祈りました。
教会からは雄大な景色が広がっています
最後に訪問したオーガニックカフェ。ドライフルーツとお茶が美味しかったです。
庭の紅葉がとても美しかったです
黒曜石を使うなど、ユニークな方法でドライフルーツを作っています
- [2022/11/16 17:07]
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