アルメニア人虐殺記念日 

青空が広がる好天が続き、日中は初夏の陽気で暑い!明日から天気が崩れると予報が出ていますが、週末は仕事で遠出するので、このまま天気が持ってくれるとありがたいです。

イーロン・マスク氏が Twitterを買収するというニュースがありました。「言論の自由が確保された場所を作りたい」というのが買収の大きな理由だそうです。本当にそうなればいいんですけど。Twitterだけでなく、Googleも Facebookも YouTubeも、ひどい情報統制を行っています。コロナワクチン反対やロシア寄りの内容は問題があるとして削除される場合もあります。様々な意見があって然るべきなのにおかしくないですか?

なぜそんな著しく公平性を欠いたことをするかというと、恣意的に選別した情報だけを垂れ流して、世論を都合よく誘導しようとする何か圧力があるからでしょう。多くの人はパッと目にする情報を鵜呑みにしてしまうので、マスコミがやっている悪質な偏向報道と同じです。しかし、思考停止せずに自分でいろいろネットで調べたら、異なる情報を得ることは可能なので、今後も物事を多面的に分析するよう努めたいと思います。

アレンの体調は良くなってはいるのですが、今朝はまた少し気分が悪くて学校を休みました。午後からすっかり元気にしていますが…昨日は朝から元気で、久しぶりにレオと一緒に通学したし、夕方には外を自転車で走り回っていたんですけどね。血液や便の検査では特に問題は見つからずで安心しましたが、まだ当分は食事制限を続けて、薬も飲まなければいけません。少しずつでも元気になってほしいと思います。やっぱり健康が一番!

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アレンも元気になってきて、レオと自転車遊び。とにかく元気でいてくれたら、それで十分!

さて、先週日曜4月24日はアルメニア人虐殺記念日でした。今年は107周年。当ブログで何度も書いたことがありますが、アルメニア人虐殺とは、第一次世界大戦中にオスマン帝国が行った強制移住や殺戮によって、東トルコに居住していたアルメニア人が100万人以上が亡くなった歴史的悲劇です。

この日は、多くのアルメニア人がツィツェルナカベルトと呼ばれる虐殺記念碑を訪れて献花します。私も毎年訪問しています。今年はアレンの体調のことを考えて、妻と二人で行ってきました。夕方5時過ぎに行きましたが、まだ多くの参列者がいました。しかし、人の列はずっと止まらずに流れていて、スムーズに記念碑まで辿り着くことができました。

すでにたくさんの花が積み上げられていて、私たちもそこに献花して、犠牲者の冥福を祈りました。そして、平和を祈りました。この虐殺の歴史を公式に認めず謝罪をしていないトルコと、アルメニアとはずっと険悪な関係にあります。正式な国交はなく国境も閉鎖されています。そのため、この日はアルメニア人の反トルコ感情や愛国心が高揚します。第二次カラバフ戦争でトルコがアゼルバイジャンを同盟国として全面的に支援したため、以前にも増してトルコを憎むアルメニア人も多いはずです。

しかし、今アルメニア政府はトルコとの国交正常化交渉を本格的に進めています。このような動きは過去にもありましたが、アゼルバイジャンとカラバフを巡る領土問題があったため、残念ながら頓挫しました。というのも、トルコとの関係が悪化して国境が閉まったのは30年前の第一次カラバフ戦争中のこと。優勢だったアルメニアがカラバフ周辺の地域も実効支配したことを受けて、トルコは国境を封鎖したのです。

つまり、アルメニアとトルコの国交正常化には、虐殺の歴史問題だけでなく、カラバフ問題が大きな障害となっていたわけです。しかし、一昨年の戦争の結果、アルメニアが実効支配していたカラバフ周辺の領土がアゼルバイジャンに返還されたため、状況に大きな変化が起こりました。この地域の安定と発展に欠かせないアルメニアとトルコの国交正常化は、早ければ年内に合意に達する可能性もあると私個人は思っています。

そんなダイナミックな変化は、アゼルバイジャンとの関係でも起こっています。一昨日アルメニアとアゼルバイジャンの両外相は、国境線確定と安全保障に関する2国間委員会を設置することで合意しました。これは将来の和平協定に向けた大きな前進です。もちろんトルコともアゼルバイジャンとも、まだまだ解決すべき問題があり、そうスムーズには行かないでしょう。どこかで頓挫する可能性も十分あります。頑なに両国との関係改善を反対する市民や政治勢力もいます。

しかし、私は、過去に囚われず、より良い未来に向けて関係改善を実現してほしいと思います。譲歩せずに争い続けても、そのために人が傷つき、尊い命が奪われるだけです。国の発展が阻害されるだけです。それらの犠牲が払われることで平和が訪れるならともかく、結局は憎しみと衝突の連鎖が続くだけ…犠牲者に真に報いるためには、子供や孫の世代が誰一人戦争で死ぬことのない平和な社会を築かなければいけません。虐殺記念日が、過去の悲劇を思い返すだけでなく、平和への決意を新たにする日になってほしいと願います。

ちなみに、虐殺記念日の夕方は、妻とコンサートに行ってきました。虐殺の犠牲者のために演奏されたのはモーツァルトの「レクイエム」。イタリア人の指揮者でしたが、それほど演奏に抑揚がなく、心を揺さぶられるような感動はありませんでした。昨年の虐殺記念日に鑑賞したコンサートで演奏されたヴェルディの「レクイエム」はかなり良かったですけどね。

コンサートを鑑賞して帰宅した後、子供たちが私のアコースティックギターとエレキギターを持ってきて、一緒に弾きたいとせがんできました。最近二人ともピアノはよく弾くようになりましたが、ギターに関心を持ってくれたのは嬉しいですね。私は楽譜が全く読めないくせにピアノも弾きますが、やっぱりギターが大好き!少し夜遅かったけど、子供たちと楽しく合奏しました。もちろんアレンもレオも演奏はめちゃくちゃですが、息子たちとギターを弾いて歌うという夢が叶った気がします。

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たくさんの花が捧げられた虐殺記念碑。この日はアルメニア人にとって大事な日です。

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虐殺記念日のコンサート。演奏は少し物足りなかったですが…


息子たちとギターを合奏して歌いました。この未来の世代が平和な社会で暮らせますように!

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