家族でイースターをお祝い
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かなり暖かくなってきて、もうジャケットは要らない気候です。これから初夏に向けて、気温が上がっていくでしょう。日も伸びて、夜7時半ぐらいまで明るいです。気持ちも明るくなりますね。
なのに、今朝はまたアレンの胃腸の調子が悪くて、学校を休みました。食事制限の効果か、昨日までは大丈夫だったんですけどね…刺激物のチョコレートを少し食べてしまったのと、欲しかったオモチャを買ってもらって興奮しすぎたのが原因かもしれません。本人も「チョコレートが良くなかったと思う」と言っているので、まだ当分は厳しい食事制限を続けないといけないようです。このしつこい胃炎が早く完治してほしいです。
映画監督の河瀬直美さんが東大の入学式で述べた祝辞が波紋を呼んでいるそうです。ロシアを正当化するのか!とか国際情勢を分かっていない!と学者までが批判していましたが、そこに込められた真意を理解できない愚かさに呆れます。一方的な善悪で物事を捉えることの危険性、それによって不可逆的に暴走してしまう人間の危うさに警鐘を鳴らした素晴らしいスピーチなのに…まさに彼女が指摘したように、報道などで作られた世論だけを正義と妄信し、異なる意見や立場を受け入れようとしない偏狭な社会に恐怖を感じます。
日本のコロナ感染者数が減少傾向にあるようですが、自然に増減するものだから当然です。それでも政府はワクチン接種を進めようと躍起になっていますね…どれだけ接種しようが感染するし、重症化や死亡のリスクを軽減することもありません。抗原抗体ワクチンは「鍵と鍵穴」に例えられるように、感染を防げるか・防げないかだけなので、発症した時点で効果はなかったわけで、軽症化するなんてことはありません。それができるのは自然免疫だけ。
それに PCR検査で陽性=感染という定義も医学的に完全に間違っていて、ウイルスが付着していても、発症しなければ感染とはなりません。人間には常に様々なウイルスや細菌が付着していて、それを無理やり見つけ出して感染者扱いするなんて魔女狩りと同じ。DNAの増幅回数を上げれば、いくらでも偽陽性を作り出すことが可能です。だから PCR法を開発したノーベル賞学者のキャリー・マリス氏が、この技術を決して感染症診断に使ってはいけないと警告していたのです。
コロナの死者数にしても、この2年間の累計は約2万9千人と公表されていますが、恐らくその半分近くはコロナが原因ではないでしょう。なぜなら、事故死だろうがガンで亡くなろうが、PCRで陽性ならコロナ死者とされてしまうからです。仮に公表データの半分が実際のコロナ死者と想定すると、年間7千人ほどになります。さらに、そのほとんどが80歳以上の高齢者。ちなみに餅などを詰まらせて窒息死する人が毎年4千人もいますが、「餅を食うな!」とはなりませんよね。未知のウイルスだった2年前ならともかく、いまだに過剰反応すべき病気とは思えません。
さて、先週日曜はイースター、キリストの復活祭でした。キリスト教徒にとっては、クリスマスよりも大事な祝祭です。アルメニア正教はカトリックやプロテスタントとは宗派が異なり、クリスマスも1月6日と独特ですが、イースターの時期は基本的に同じです。
イースター前日の夕方、妻と近所の教会のミサに参加しました。多くの信者が参列していて、ロウソクを灯して祈りを捧げていました。中にはひざまづいて祈る人たちもいました。私たちもロウソクを灯して健康と幸せを祈りました。特にまだ本調子ではないアレンの回復を心から祈りました。アルメニアの習慣で、教会の火を付けたロウソクを家まで持って帰りました。これは聖なる火と信じられています。
その夜は、クリスマスイブと同じく肉食が禁じられているため、ドライフルーツのピラフと魚料理を食べました。そして、キリストの血の象徴とされる赤ワインで乾杯!そして、イースターエッグと呼ばれる着色されたゆで卵を食べます。アルメニアでは、玉ねぎの皮の煮汁で赤く色付けされるのが一般的で、その卵同士をぶつけ合う遊びをする習慣があります。先に割れた方が負けという遊びで、家族で楽しくその遊びをしました。
暖かくなったので、レオは自転車で走っています。アレンも元気な時は走り回っていますが、まだ胃炎が治りません…
イースター前日のミサに参列しました。
イースターの前日の食事。ドライフルーツのピラフと魚料理、そして赤ワイン。
イースターエッグをぶつけ合う遊びをするアレンとレオ
翌日のイースター当日は、アレンとレオに新しい靴を買うのもあって、エレバン中心部に家族で出かけました。中心部にある教会では、アルメニアの伝統舞踊のイベントが行われていて、多くの人たちが楽しそうに踊っていました。青空が広がる暖かい日だったので、みんなイースターと春の訪れを心から喜んでいるようでした。私と妻も踊りの輪に入りたかったけど、子供たちと一緒だったので遠慮しました。それでも十分イースターの祝福ムードを味わうことができました。
その後、アレンとレオに新しい春夏用の靴を買ってあげました。二人とも育ち盛りだから、すぐに靴や服が小さくなってしまいます。アレンが青い靴を気に入って「これがいい!」と決めると、レオも真似して青いのを選びました。あれ?レオは赤が好きじゃなかったっけ?やたらとお兄ちゃんの真似をしたがる時があって、兄弟って面白いなーと思います。翌日は、二人とも新しいお揃いの青い靴を履いて嬉しそうに通学しました。
あと、レオは自分で掛け算や割り算を勉強しようとしているのですが、なかなか分からなくて困っていると、アレンが教えるようになりました。けっこう教え方が上手なのか、すぐにレオが理解して問題が解けるようになります。その時は二人とも大喜び!問題が解けたレオよりも、教えたアレンの方が「僕のお陰だ!」と言わんばかりに嬉しいそうです。ロシア語も教えてあげたりして、何だかお兄ちゃんらしくなってきました。喧嘩もするけど、いい兄弟だなーと思います。
少しずつ良くなっているとはいえ、アレンの胃炎が治っていないため、今は一緒に学校に通ったり、同じものを食べたりできなかったりでレオも何だか寂しそうです。とはいえ、一番辛いのはアレン本人。また兄弟仲良く一緒に通学したり、同じものを食べたり飲んだりする姿を見たいものです。アレンが早く元気になりますように!
エレバン中心部にある教会の敷地内で、アルメニア舞踊のイベントがあって、多くの人たちが楽しそうに踊っていました。
家族で祈りを捧げました。アレンが早く元気になりますように!そして、みんな健康でいられますように!
買い物ついでにカフェで少し休みました。サービスで出されたイースターエッグで遊ぶ子供たち。
欲しかった喋って動くサボテンのおもちゃを買ってもらって嬉しそうなアレンとレオ。
レオに勉強を教えるアレン。仲睦まじい様子に目を細めてしまいます。
- [2022/04/19 16:28]
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