私の48回目の誕生日 

予報通り、昨日から気温がグッと下がって朝晩はかなり寒いです。まさに三寒四温という気候ですね。そのせいか、またレオが少し風邪気味です。ただ、2週間以上も胃腸の具合が悪かったアレンがやっと元気になって通学を再開しました。心配していたので良かったです。

アルメニアのパシニャン首相が、なるべく早期にトルコとアゼルバイジャンとの関係改善を実現させたいと議会で述べました。前提条件を付けずに交渉を行う必要があるとし、先日ブリュッセルで行われた首脳会談で合意したように、アゼルバイジャンとは外相同士が国境線確定や和平交渉に関する話し合いを行なっているとのこと。多くの課題がありますが、過去に執着せず、平和な未来を築くために少しずつでも前進してほしいと思います。

このような流れはコーカサス地域以外でも起こっています。トルコとギリシャも関係改善に向けて動いているし、イスラエルと中東諸国との国交正常化の流れも加速しています。局地的な対立や紛争は、米国などのプレゼンス強化や軍需産業の利益に繋がるものですが、当事国にとっては大きな犠牲を払う不利益でしかありません。欧米の偽善的な外交政策ではこれまで起こり得なかった大きな変化が始まっているように感じます。

日本がコロナ対策に投じた国費が16兆円に上り、その内容や効果について検証が必要だというニュースがありました。そのうちワクチンの確保や接種にかかる費用が3分の1近くを占めていましたが、ワクチンによる感染予防や重症化・死亡予防の効果はほとんどありません。未接種の場合と何も変わらないどころか、感染率だけでいうと逆に接種している方が高いぐらい。にも関わらず、追加接種を推し進めるのは、本当に国民の命を尊重しようとしているのか甚だ疑問です。

上記は公表データを詳しく見てみたら分かることで、政府やマスコミは数字のトリックを使って、都合のいいことだけ喧伝して、都合の悪いことは伝えません。テレビで熱心にワクチン接種を推奨していた専門家が、当の本人は未接種でコロナに感染したという出来事がありました。「アレルギーがあったから接種しなかった。それをテレビでも言及したのに編集でカットされた」と弁明しましたが、たとえそれが本当だとしても、ワクチン肯定派の専門家がアレルギーを理由に接種を拒否していたという重要な事実を伝えなかったのは明らかに偏向報道でしょう。どうしても深い闇を感じてしまいます。

さて、一昨日は私の48歳の誕生日でした。友人のダグラスさん・聖美さん夫婦がアルメニアに来れなくなったのと、アレンの調子がよくなかったので、家族だけで小ぢんまりとお祝いしました。まあ、もう盛大にお祝いする年齢でもないですしね。でも、何歳になっても誕生日をお祝いしてくれるのは嬉しいことです。

朝起きると、家族が「おめでとう!」と言ってくれました。そして、妻が頑張ってお祝いの夕食を作ってくれました。私の大好きなビリヤニと豆のカレー、あと初挑戦のギリシャサラダが食卓に並びました。どれも本当に美味しかったです。頂きもののジョージアワインも美味しくて、乾杯しながらたくさん飲んでしまいました。

そして、誕生日ケーキは、これも妻の手作りのチーズケーキ!私が好きなのものありますが、最近アルメニアのレストランやカフェにあるチーズケーキのレベルが高くて、妻は「私も作ってみようかな」と言っていたので、この機会に作ってみたのです。前日の晩遅くまで起きて作ってくれました。リリット、ありがとう!

そのチーズケーキに、子供たちがイチゴやブルーベリーなどを載せて、きれいにデコレーションしてくれました。ロウソクを灯してお祝いです。電気を消すと、子供たちがピアノやエレクトーンで「ハッピーバースデイ」を演奏してくれました。これは本当に嬉しかったですね。最後はレオと一緒にロウソクを吹き消しました。というか、私より先にレオが吹き消してしまったけど…妻が頑張って作ったチーズケーキはとても美味しかったです。

小ぢんまりとしていましたが、家族と楽しくお祝いできて幸せな誕生日となりました。妻の手作りの料理やケーキ、そして子供たちの演奏は最高のプレゼントになりました。毎年のことですが、家族のありがたみを感じます。なので、ここ数年は誕生日に日本にいる両親にメールで、「産んで育ててくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにしています。実は、私の誕生日は両親の結婚記念日でもあるのです。両親から私が生まれ、一人前になるまで育ててくれたこそ、今の人生があります。

お陰さまで素晴らしい人生を歩むことができています。自分のやりたいことを全て悔いなくやり、愛する家族を持ち、大好きなアルメニアに住む…これ以上ないほど幸せな人生だと思います。もちろんその過程で、葛藤や不安に悩み苦しむこともありましたが、自分の心の声を信じ、軋轢やリスクがあっても妥協せず自分らしく生きることを貫いてきました。それもこれも良き出会いや縁に恵まれたからです。

今も安定しているとは言えませんが、逆に不安定だからこそ、自分は生きているのではなく、「生かされているのだ」と強く感じます。この世に自分の力だけで生きている人など存在しません。誰もが生まれてから死ぬまで、周りに助けられ、時には甘えて迷惑をかけて生きているのです。そう思えば人にも優しくなれるし、もっと生きやすい社会になる気がします。日本に比べていろいろ不便だけど、私がアルメニアに住む理由は、そんな優しさや寛容さがここにはあるからかもしれません。

とにかく幸せに家族と48歳を迎えることができました。改めて自分が多くの人に支えられていることに感謝です。50近くになり、体はもう若くありませんが、気持ちはいつまでも若く、いや童心のままで、これからも一度きりの人生をとことん楽しみたいと思います!それこそが幸せに生きるための一番の秘訣ですから!

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妻の手作りのチーズケーキをデコレーションする子供たち

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きれいにデコレーションしてくれました。

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ケーキにロウソクを灯してお祝い!子供たちがいい笑顔をしています。

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チーズケーキを切るレオ。とても美味しかったです。


子供たちがピアノを弾いてくれました。一緒にロウソクを吹き消してお祝い!幸せなひと時でした。

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